相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

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ユーロ・円テクニカル分析(9月28日)

2012-09-29 17:11:30 | ユーロ・円テクニカル分析
ユーロ・円テクニカル分析

EUR/JPY(9月28日東京市場終値100.32(+0.20))、28日NY市場終値100.21(+0.01)

ユーロ円相場は、中長期上値目標値121~122円レベルに対して、2011年4月8日には終値で122.85まで上昇したが、14日には逆に売りシグナルに転換。ドル円の下落、ユーロドルの下落のダブルパンチでユーロ円の下値拡大のリスクが台頭。116.50を割り込み、115円も割り込むと中長期的な下値リスクが増大とコメントしたが、第四下値目標値113.80に対して、5月16日にはザラ場で113.42まで下落。10月4日には100.89まで下落したが、ユーロドルの一旦の下値達成感からユーロ円も5日から反発。日銀の円売り介入によるドル円の上昇から、ユーロ円も10月31日に終値で110.68まで上昇。しかし、その後は軟化。下方のメジャード・ムーブの可能性が高く、101.37を下回ると、10月4日の100.89、そして100.40や99.00を試すリスクを指摘した。2011年1月16日は97.26に下落。その後は反発基調となり、3月21日に110.86まで上昇した。110円台は上値が重いと予測したように、4月3日に109.48で引け、売りシグナル。4月16日に104.83に下落。4月26日に107.53に反発したが、27日は106.45で引け、売りシグナル。6月4日の96.84まで下落後6月22日に100.73に反発。その後、ドル円とユーロドルの下落が重なり、ユーロ円は28日に98.94に下落したが、7月2日は100.63に反発。しかし、3日以降軟化に転じ、9日に97.92で引け、ユーロ売りシグナル。13日には96.74と9日続落。17日に97.11に反発したが、18日以降は再度軟化。19日に96.63で引け、売りシグナル。20日は当初の第三下値目標値96.50に対して、96.43に下落。また、20日のNY市場では、第四下値目標値95.60に対して、95.43で引けた。23日は94.32に下落。その後94円台の推移が続いたが、8月1日に96.30まで回復。3日は95.52に続落。3日のNY市場では96.30を上回った場合の第一上値目標値97.20に近い97.19に反発しているが、短期的なユーロ円の下値を確認した状態であり、次は97.50を目指す展開と予測した。6日に96.86で引け、買いシグナルとなり、7日に97.36まで終値で上昇したが、その後は軟化。13日には96.07に4日続落。14日以降は反発に転じ、17日に98.00で引け、買いシグナル。22日には第二上値目標値98.80に並ぶ98.80に4日続伸。28日に98.28に4日続落したが、30日は98.70に反発。31日に98.18に反落したが、9月4日に98.95に続伸。5日に98.18に反落後、7日に100.02に大幅続伸し。買いシグナル。13日までは100円台前半の推移が続いたが、14日に第五上値目標値101.00に対して、101.13と7日続伸。日銀の追加緩和によるドル円の上昇もあり、19日には103.28に9日続伸したが、20日は101.39に急反落。26日に100.05に下落後、28日に100.32に続伸。しかし、ユーロ円では、ユーロドル以上に差込が深く、103.28突破は難しいと考えられ、100円を割り込むと、98円台への下落を予測。ユーロの戻り一巡と下落トレンド入りの可能性を予測する。

MACD:売り、ストキャス:売り、パラボリック:売り、RSI:50.89、BB:103.31と97.93

相場の木:短期トリガーポイントと目標値
上値:9月19日東京市場終値103.28を上回り、103.30以上で引けると→上値目標値:104.10 中長期上値目標値106.40、106.70
下値:9月26日東京市場終値100.05を下回り、99.99以下で引けると→:下値目標値:99.10、98.80 中長期下値目標値:88.00