

債券先物3月限:終値136.89(前日比-0.15)
寄付136.95、高値137.00、安値136.82、終値136.89
5日続落。終値でも下値目標値の136.85に近い水準で引ける。
30日の債券先物相場は5日続落。終値は前日比15銭安の136.89となった。外部環境は相変わらず債券に逆風。円安、株高、海外債券安と反発するきっかけがつかめない状態。
相場は26日に137.70を下回り、売りシグナルが点灯。相場は予測通り、下値目標値の136.85に対して、27日は136.84まで下落。これにより、ザラ場ベースでは目先の下値をほぼ完了したと予測していたが、138.15~137.72の揉み合いレンジを下に抜けており、終値ベースでの136円台突入の下値リスクがまだ残っている状況と考えていた。本日136.89で引け、終値ベースではかなり下値の達成感がでてきたと予測する。ここからの下値も限られ、数日中に一旦はリバウンドする可能性を見ている。
(これまでの相場展開)
相場は136.05(11月4日)に対する二番底を136.27(12月12日)で完成。さらに136.27(12月12日)に対する一段階小さいサイクルの二番底を136.55(12月22日)で完成している状態と考えていた。
相場の下値を攻める段階は終了しており、目先は137.22(12月15日)を上抜けできるか試しに行く展開。ここを上回ると、137.80が終値ベースの上値目標値と予測していた。
しかし、株高から上値を抑えられ、28日は136.92に反落した。その後、株高の一服から29日は137.03に反発、30日は137.35に、4日は137.78まで上昇。今月5日には予測通り上値目標値の138.05まで上昇し、6日は上値達成感から137.94に反落していた。10日は138.11まで上昇したものの、11日は137.73まで下落していた。12日は137.90まで上昇。再度、上値を窺う動きとなっていた。13日137.87、16日137.80と続落したが、17日に138.15となり、買いシグナルが点灯した。18日は上値目標値の138.55を1銭上回る138.56まで上昇したが、その後失速する展開。19日は終値で137.72、20日は137.73と下値を確認する展開となっていた。その後、上攻めに転換。23日には急反発し、138.05まで終値で戻す展開となっていた。
やや大きい視点で見ると、相場は大きな三角保ち合いを形成する可能性を見ている。中心限月でみると、下値は11月4日の136.05、12月12日の136.27、上値は11月30日の138.40、1月17日の138.15と下値切り上げ、上値切り下げ型の形状となっており、上下の幅を縮小しながら、次の中長期的目標値に向けてエネルギーを蓄積する展開と見ている。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:先物終値で138.20以上で引けると→:138.90、139.20
下値:先物終値で137.70以下で引け、売りシグナル→:137.15、136.85
的中例
①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84でほぼ的中)
