

債券先物6月限:終値134.10 (前日比+0.27)
寄付133.82、高値134.34、安値133.48、終値134.10
大幅3日続伸。上値目標値134.55に対して134.34まで上昇。9月限では133.06前後が上値目標値。
9日の債券先物相場は大幅3日続伸。終値は前日比27銭高い134.10となった。
前日の堅調な海外債券相場と小高い寄り付きの株式相場から、寄り付きは前日比変わらずの133.82で始まった。寄り付き後は一旦下値を探り133.48まで下落したが、すぐに切り返す展開。6月限の最終売買日であることから、ポジション調整的な買い戻しが先行。後場寄り後には134.34まで上昇した。その後は商いが細る中、一進一退の展開。高値から値を崩したものの、134円台で本日の取引を終了した。
本日の債券先物市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は133.13近辺。上下の2σはそれぞれ134.32と131.94程度で、本日もバンド幅は12銭ほど縮小となっている。また、MACDは17日からプラス領域に転換し、本日もプラスの領域を継続。RSIは60.30と前日の58.07から上昇となり、中立ゾーン近辺からやや上に位置している状態である。
債券先物相場の短期的な流れである相場の木を先物の中心限月で見ると、相場は8日に133.55以上で引け、買いシグナルが点灯。上値目標値の134.55に対して、134.07までザラ場で上昇する展開となっていた。8日の相場上昇により、5月23日の133.78を上回っており、基本的にはもう一段上の位置まで相場の戻りを予測していた。相場は、本日9日、ザラ場で134.34まで上昇した。基本的には134.55までの上昇を見ていたが、限月交代によるカレンダースプレッド1円49銭を考慮すると133.06となり、9限月では133円台乗せが次の上値目標値のゾーンとなる。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値


上値:先物終値で133.55以上で引け、買いシグナル→:134.55(9日高値134.34)
下値:先物終値で132.80以下で引けると→:132.10
的中例


①上値:12月30日に先物終値で137.16を上回り、買いシグナル→:138.05(1月5日終値で的中)
②上値:1月17日に先物終値で138.11を上回り、買いシグナル→:138.55(1月18日ザラ場高値138.56でほぼ的中)
③下値:1月26日137.72を下回り、売りシグナル→:136.85(1月27日ザラ場安値136.84、31日終値136.79とほぼ的中)
④下値:下値拡大の場合の目標値136.35に対して、3日の安値136.35(的中)
⑤上値:2月16日に先物終値で136.25以上で引け、買いシグナル→:136.80(21日終値136.82でほぼ的中)
⑥下値:3月10日に中心限月終値で135.65以下で引け、売りシグナル→:134.65、134.05(10日終値134.60、13日終値134.07でほぼ的中)
⑦下値:3月13日に6月限で134.50以下で引け、売りシグナル→:133.50(22日にザラ場で133.54まで下落)
⑧下値:4月3日に133.10以下で引け、売りシグナル→:132.70(4日ザラ場で132.73まで下落)
⑨下値:5月10日に131.95以下で引け、売りシグナル→:131.55(11日のイブニングで131.56まで下落)
10下値:6月1日に133.25以下で引け、売りシグナル→:132.70(1日終値132.72、2日ザラ場で132.68まで下落)


