
フィボナッチ数列についてはほとんどの人がご存知だと思われる。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144…..と続く数字を。

1+1=2, 1+2=3, 2+3=5, 3+5=8,5+8=13,8+13=21, 等々、前の数字二つの合計が次の数字になっている。。
数列において、始めの四つの数字より後の連続する二つの数字の割合は、ほぼ1.618またはその逆数0.618である。
いかなる数も次の大きな数字に対する比率は、ファイ(Φ)と呼ばれるが、ほぼ0.618:1であり、次の小さい数字に対しては、ほぼ1.618:1である。数字が大きくなればなるほど、二つの数字の間の比率は0.618と1.618に近づくことになる。数列における一つおきの数字の間ではその比率は2.618かその逆数の0.382となる。
相場の半値戻しなどと同様に、市場参加者は0.382戻しや、0.618戻しなどを計測し、相場の調整や反発の目処を算出するのに使っている。
しかし、相場の分析だけではない。。。。。

かつて東京証券取引所の旧市場は、銘柄ポストが13個あり、新市場になって8ポスト減り、5ポストになった。株の銘柄コードは、水産は1300番台、鉱業は1500番台、そして建設は1800番台に飛ぶ。3・5・8のフィボナッチ数列である。
ニューヨーク・ダウは30種で、日経平均は225種(1年365日の0.618倍)と500種。
額面は50円、500円、5万円である。なぜか4とか6の数字が出てこない。
株の三段上げ、オリンピックは五輪、嘘は八百、人が死ねば十三回忌。
債券先物取引が開始された1985年10月15日。認可された特別参加企業の数は、外資系8社、国内証券13社、金融機関34社の合計55社であった。
1987年5月、公定歩合が2.5%のときに2.55%まで買われ続け、その後に暴落した国債指標銘柄は89回債。また、指標銘柄の候補になりながらその座を次の回号に譲った144回債。
単なる偶然なのか、たまたまそうなったのか。ここで重要なのは、偶然だろうとたまたまであろうとそういう結果になること自体に意味があるのである。
そこには目に見えない自然の力が影響を及ぼしていると思われてならないのである。


