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相場博士(ファンドマネージャーのテクニカル分析)

トップファンドマネージャー、相場のプロが書く金融市場予測&学習ブログ!

不思議なフィボナッチ数列

2006-11-26 00:39:36 | 相場の豆知識
不思議なフィボナッチ数列

フィボナッチ数列についてはほとんどの人がご存知だと思われる。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144…..と続く数字を。
1+1=2, 1+2=3, 2+3=5, 3+5=8,5+8=13,8+13=21, 等々、前の数字二つの合計が次の数字になっている。。
数列において、始めの四つの数字より後の連続する二つの数字の割合は、ほぼ1.618またはその逆数0.618である。
いかなる数も次の大きな数字に対する比率は、ファイ(Φ)と呼ばれるが、ほぼ0.618:1であり、次の小さい数字に対しては、ほぼ1.618:1である。数字が大きくなればなるほど、二つの数字の間の比率は0.618と1.618に近づくことになる。数列における一つおきの数字の間ではその比率は2.618かその逆数の0.382となる。
相場の半値戻しなどと同様に、市場参加者は0.382戻しや、0.618戻しなどを計測し、相場の調整や反発の目処を算出するのに使っている。

しかし、相場の分析だけではない。。。。。

かつて東京証券取引所の旧市場は、銘柄ポストが13個あり、新市場になって8ポスト減り、5ポストになった。株の銘柄コードは、水産は1300番台、鉱業は1500番台、そして建設は1800番台に飛ぶ。3・5・8のフィボナッチ数列である。

ニューヨーク・ダウは30種で、日経平均は225種(1年365日の0.618倍)と500種。
額面は50円、500円、5万円である。なぜか4とか6の数字が出てこない。

株の三段上げ、オリンピックは五輪、嘘は八百、人が死ねば十三回忌。

債券先物取引が開始された1985年10月15日。認可された特別参加企業の数は、外資系8社、国内証券13社、金融機関34社の合計55社であった。

1987年5月、公定歩合が2.5%のときに2.55%まで買われ続け、その後に暴落した国債指標銘柄は89回債。また、指標銘柄の候補になりながらその座を次の回号に譲った144回債。

単なる偶然なのか、たまたまそうなったのか。ここで重要なのは、偶然だろうとたまたまであろうとそういう結果になること自体に意味があるのである。
そこには目に見えない自然の力が影響を及ぼしていると思われてならないのである。


リスク(Risk)とは何か?

2006-11-19 16:08:33 | 相場の豆知識
リスク(Risk)とは何か?

このポートフォリオはリスクが高いとか、このポジションはノーリスクとかいう言葉を頻繁に耳にします。
それではリスク(Risk)とは何でしょうか?
単なる危険でしょうか?あるいは将来の不確実性でしょうか?

リスク(Risk)という言葉は、もともとイタリア語のRiscareという言葉に由来します。
この言葉は『勇気を持って試みる』という意味があります。

最近のリスク・バジェッティングという概念やリスク管理を重視する傾向は大切なことだと思います。しかし、小生は年金の運用を通じてこのリスク管理という言葉の背景に免責や説明責任が重くのしかかり、結果的にリスクを回避する運用しかしていないように思われて仕方ないのです。


ジョージ・ソロスの投資哲学

2006-11-18 22:17:42 | 相場の豆知識
ジョージ・ソロスの投資哲学

グローバル・マクロの伝説的人物であるジョージ・ソロスの投資哲学とは何か。そのコアとなる要素は、彼が『再帰性』と呼ぶもので、従来の投資管理や現代ポートフォリオ理論などとは相容れない概念である。

再帰性とは、経済現象は現実と同様、認識によっても決定されること。さらに投資家は非合理的な行動を取ることである。投資経験や市場の知識の有無に関わらず、人々はたいてい集団に従うというのである。
経済動向の変局点を特定し、まさに破裂しそうな、合理性を欠いた熱中というバブルに狙いを定めることによって、ソロスは人間の『人間らしさ』を利用するのである。

1992年、あの欧州通貨危機である。ソロスが100億ドルをポンドの切り下げに賭けたことは世界のトップニュースとなるほど有名な出来事であった。ソロスの予測は的中し、数週間で20億ドルを上回る利益を上げたが、そのうちの9億ドルは一夜にして獲得したものだった。その後、ソロスは、『イングランド銀行を打ち負かした男』という称号をタブロイド紙から得ている。


利上げ打ち止め後にドルが上昇しているという経験則

2006-06-04 15:50:03 | 相場の豆知識
相場見通しの材料は様々であり、場合によっては後講釈のように利用されることが多い。また、同じ材料も来月には反応がなかったりすることも市場では多く見られることである。

外国為替市場で米国の双子の赤字に焦点が当たっているかと思えば、いつのまにか金利差に移行していたなど、相場変動をリードする材料は絶対的なものではなく、目まぐるしく変化している。

現在、ドル・円相場の主な焦点の一つは、日米の金利差がどうなるかである。31日に発表されたFOMC議事録では、インフレの上振れリスクと景気の下振れリスクの両方が議論されていたものの、市場はタカ派的内容と捉え、ドルは上昇し、債券市場では金利上昇する形となった。この時点では、6月も追加利上げ、さらに年内あと2回の利上げが行われ、FFレートは5.75%になるとの予測レポートもでていた。
しかし、2日発表の雇用統計では、非農業部門就業者数が市場の予想を下回り、ドルは下落、金利も低下した。これにより、利上げ休止観測がまたまた台頭。教科書的には、7月以降の日銀の利上げが予想されることによる日米金利差縮小観測からドル売りが先行するとのコンセンサスが醸成されている。

米国の利上げ打ち止めは本当にドル売りとなるのだろうか。過去の経験則では、米国の利上げ打ち止め後に、ドル相場は短期的には調整しても、中長期的にはむしろ上昇しているという事実が見られる。
過去約20年を振り返ると、米国で利上げ打ち止めがあったのは、①1989年5月、②1995年5月、③2000年5月の3回である。①の時は1989年5月の134円前後から1990年4月には160円台に上昇している。また、②の時は1995年4月19日の79円75銭を示現後、5月の84円前後から1998年8月には147円台まで上昇している。さらに、③の時は2000年5月の108円前後から2002年1月には135円台に上昇している。

これらの興味深い事実はどう説明されるべきなのだろうか。日米金利差が縮小しているのに、ドルが対円で上昇しているのである。

米国で利上げ打ち止めが実現すれば、その後は利上げ打ち止めが既知のファンダメンタルズとなり、金利差の変化に着目した相場から、再度、絶対的な金利差に着目した相場へ移行すると考えられるからである。利上げの打ち止めは、完了した時点では相場の材料ではなくなるのである。金利の上昇は、債券市場は勿論、株式市場にもバリュエーション面からネガティブな要因となる。利上げ打ち止めは有価証券など米国資産価格の下落に歯止めをかけ、資金流入を促すことが予想され、資金のフロー面でみればむしろプラスになると考えられるのである。外国為替市場で言う金利差とは、短期金利差のことであり、短期金利の上昇が止まれば、株式や債券などの証券投資が行いやすくなる。このことが米国の証券市場への資本流入という形でドル相場の上昇を実現すると考えられるのである。

今回も米国の利上げの打ち止めが完了すれば、短期的なドルの調整の後、中長期的にはむしろドル上昇に繋がっていくと考えられる。


相場の豆知識④

2006-03-27 02:16:19 | 相場の豆知識
銀行(Bank)、Bancoの由来は?

銀行のことを英語ではBank、イタリア語などラテン系の言葉ではBancoと言いますが、このラテン系言語のBancoとはもともとどういう意味か知っていますか?

それは、今のようにICT化されていないずっと昔のころ。銀行業を始めたころに銀行家が使用していたある用品名から来ているのです。


答えです。

Bancoとは 机 を意味します。
机の上で帳簿をつけていたことからそのまま銀行を意味するようになったと言われています。

相場の豆知識③

2006-03-26 15:54:33 | 相場の豆知識
銀行(Bank)、Bancoの由来は?

銀行のことを英語ではBank、イタリア語などラテン系の言葉ではBancoと言いますが、このラテン系言語のBancoとはもともとどういう意味か知っていますか?

それは、今のようにICT化されていないずっと昔のころ。銀行業を始めたころに銀行家が使用していたある用品名から来ているのです。

答えは日本時間27日夜12時過ぎにご連絡します。

相場の豆知識②

2006-03-25 19:28:10 | 相場の豆知識


相場の豆知識 - 『寄り付き』、『大引け』などの言葉の由来は?答えです!

株式市場を中心に我々が毎日、何気なく使っている『寄り付き』、『大引け』という言葉があります。意味は“寄り付き”が相場の始まった値段、“大引け”が相場の終わった値段といったところでしょうか?英語では“Open”や “Close”と言いますね。

しかし、何故、“寄り付き”や“大引け”と言うのでしょうか?

実は市場関係者でさえ知らない人が結構多いのです。

答えです!

実は『寄り付き』や『大引け』などの言葉は、なんと遊郭(ゆうかく)から来ているのです。
今で言えばソープランドといったところでしょうか。

江戸時代、米相場で儲けた人たちが、遊郭に行って遊んだのですが、その遊郭の言葉をそのまま証券用語に持ってきて、使ってしまったのです。
『寄り付き』とは門が開くという意味で、『大引け』とは門が閉まるという意味です。

また証券用語では株券や債券を指して玉(ぎょく)と言いますが、遊郭では女の子を意味します。かなりの上玉(じょうだま)など使いますよね。
ちなみに少女のことは半玉(はんぎょく)と言うようです。

江戸の当時も今も、人間は変わらないですね。

そうです、相場は人間が参加し、人間が決めているのです。
人間の本質、心理を理解することが相場を理解することに繋がると思われるのです。




相場の豆知識①

2006-02-04 11:50:06 | 相場の豆知識
相場の豆知識 - 『寄り付き』、『大引け』などの言葉の由来は?

株式市場を中心に我々が毎日、何気なく使っている『寄り付き』、『大引け』という言葉があります。意味は“寄り付き”が相場の始まった値段、“大引け”が相場の終わった値段といったところでしょうか?英語では“Open”や “Close”と言いますね。

しかし、何故、“寄り付き”や“大引け”と言うのでしょうか?

実は市場関係者でさえ知らない人が結構多いのです。
 
答えは次回の相場の豆知識にご連絡します。