olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

中国旅行(9) 中国人家庭でいただいた水餃子

2020-06-09 | 旅行

私たちはフフホトで中秋を迎えました。

知らなかったのですが、
中国では、中秋は正月と並ぶ
大きな家族行事らしいです。
弟の彼女が実家に帰るのに便乗して
我々もフフホト旅行を楽しんだという訳です。

我々はホテルに泊まったのですが、
一日、彼女の実家にお邪魔し、
ご馳走になりました。

彼女のご両親は教師で、
公務員住宅とおぼしき
アパートに住んでいらっしゃいました。
彼女の2人の兄姉と
その子ども達も遊びに来ていました。
一人っ子政策に当てはまらないのは、
フフホトだからなのか…?
ご両親の出身地は
福建省だったか、とにかく南方で、
漢民族という話だったので、
少数民族待遇ではないはず。

さて。
山盛りの水餃子を作ってくれたのは
お父さんでした。

彼女が
「日本人の男は家事をしない。
中国人は、男も、もっと普通に家事をするよ。」
と言っていたのを思いだし、
ああこういうことか、と納得。

作るところから見せてもらったのですが、
まな板が年期の入った切り株、
包丁がA4サイズ以上ありそうな中華包丁
というところからして圧倒されました。

まな板は、厚さ20㎝は優にありそうな
まさに「切り株」なのですが、
汚れてきたら削って、きれいな面を出して使うので
これくらいの厚さがあって丁度良い
という話でした。

そして、あの大きな包丁!
私にはとても使いこなせない代物ですが、
お父さんは器用に細かい作業も
すいすいとやってのけていました。
拍手ものです。

餃子の皮も、もちろん手作り。
皮を伸ばすのって面倒な作業だけど、
お父さんにかかると
これもまた驚きの手際の良さで。
素晴らしかった。

その慣れた手つきから、
このお父さんは、ずっと
家族の食事を
こうして作り続けてきたんだな、
というのが伝わってきて。
…良いお父さんだな。
ほの暗い台所に立つ、
外国人の客2人にまとわりつかれ、
ちょっとはにかんだような嬉しそうな
お父さんの姿が忘れられない。


水餃子の味もまた、
素晴らしく美味しかったです。
子どもを合わせると10人以上が
旨い旨いと遠慮無くどんどん食べ、
まだ大皿いっぱい余るくらいの
量を作ってくれました。

水餃子、最高!!

余った餃子は、翌日、焼き餃子にするということでした。
それもまた美味しそうだ・・・!

さすがに焼き餃子目当てに
押しかけたりはしなかったけど。


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