olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

中国旅行(3) 紫禁城と万里の長城

2020-05-28 | 旅行

遠い日の旅の記憶を掘り返すと、
観光名所そのものよりも、
その地の日常の風景や
何てことないちょっとしたことの方が
記憶に残っていることに気付きます。

授業の本文はさっぱりなのに、
先生が息抜きに挟んだ小ネタだけは
なぜかしっかり覚えてるってのと似ているな。


ということで、大変残念なことに、
紫禁城の記憶はあまりないんです。

とにかく広くて足が痛くなったとか、
どこまでも石が敷き詰められていて
樹木がほとんど無かったとか、
石の隙間から案外雑草が生えていて
うら寂しい風情だったとか、
家の中も石敷きで、天井も高いし
見るからに寒そうだとか、
こんな大きな寺みたいな場所に住んで
本当に快適だったんだろうか?とか
そういう些末な感想だけ・・・

ああ、もう、本当に残念!!
事前に何か歴史小説や歴史ドラマを
見ておくべきだった。
予習って、本当に大切。


情けないことに、
紫禁城関連で一番鮮明に覚えているのは、
紫禁城の前の10車線くらい(←テキトーです)
ありそうな大きな道路に横断歩道が無く(たぶん…)
しかも結構な交通量があるのに、
みなさん、車をよけながら
ワラワラと渡っていたことです。
(もはや紫禁城とは何の関係もない)

ええー!危ない!無理だよ!
と言ってみたものの、他に選択肢は無い。
弟の彼女の「今です!早く!」のかけ声で、
腰が引けながらも
戦場(道路)へと踏み出したのでした。
怖かった・・・

実のところ、それ以前は、
大阪奈良京都の
4~6車線ある交通量の多い道を、
横断歩道のない場所で無理に渡ろうとする
中国人観光客を見かけると、
なんでこんな無茶をするんだろう、
横断歩道まで行きなよ!
と思っていました。
が、
この旅行以降は、
なるほど彼らにとっては
これくらい何てことない日常なんだろうな、
渡って当たり前なんだな、
と納得するようになったのでした。


あと一つ、
紫禁城と張る有名観光地と言えば
万里の長城ですが、
こちらも、本当に残念な記憶しかなく。

とにかく風が強かったとか、
長城の向こう側もこっち側も
見渡す限り何にも無いんだな、とか、
中国人の観光客は、男女共に
こういうアウトドア的な場所にも
スーツで来ている人が多いとか、
彼らの写真の撮り方が面白かったとか。
(横屈伸とか、前後屈伸とか、
深いストレッチみたいな体勢をとりながら
写真をとるの・笑)


あ、長城といえば、トレッキングツアーが
いくつもあるようなんですが、
私たちはトレッキングなどはしていません。
ちょろっと見ただけ。
人種などは良く分からないけど、
とにかくアジア系の外見をしている人達は、
服装や雰囲気から察するに、
総じて「記念にちょっと歩くだけ」
だったように思う。

でも、時折すれ違った白人のバックパッカーは
たぶん本気の長距離トレッキングを
していたんだろうな。
長城、8851㎞あるらしいけど(中国国家文物局発表)
彼らはどれくらい歩いたのかな・・・?

ちなみに日本の全長は、wikiの記述によると
3500kmだそうです。

中国人、すご過ぎ!


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