olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

スポーツにまつわるあれこれ

2021-08-02 | 教育よもやま話
ちょっと癖の入った髪が伸びて
ボワッとした頭になった息子を見て
「昭和のアイドルみたい(笑)」と言うと、
息子は「昭和のアイドル」を検索し、
「ほんとだ!」と面白がっていました。

「変なの!昔はこんなのが
カッコイイことになってたの?
女の子の髪も、変ー!」

「あー、それ、聖子ちゃんカットっていうの。
当時、流行ってたんだよ。」

「聖子ちゃんって…野田聖子?」


ちがいます。

でも、そうか。
今の中学生にとっては、
松田聖子より野田聖子の方が身近なんだねー。


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ということで、オリンピックですね。
息子が連日、時間の限り、
あらゆる競技を見ています。
動画配信、有り難いです。

私は、今までオリンピックなど
ほとんど見もしなかったのですが、
今回は息子の隣で
チラチラ見ることに。

で、人生で初めて案外楽しく観戦しています。

歳を取り、
小中学校の運動会で
「子どもが走っている」というだけで
感動するのようになったのもあり、
オリンピックも、
試合自体には興味がなくとも
鍛え抜かれたアスリートが競技に打ち込む
問答無用で美しい姿に、
素直に感動してしまいます。
(小学校の運動会と一緒にするのもなんですが)


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さて。
話がかなり散漫になりますが、
スポーツつながりと言いますか何と言いますか…。

中学生の子を持つ知人が、
学校の部活(団体球技)がどれだけ大変か、
ということを話してくれました。
(うちとは違う市町村)

練習がキツいという話ではありません。
母親がどれだけ大変か、という話です。

学校の部活だけど、
他校との合同チームのため
練習場所がコロコロ変わり、
試合だけでなく、日常の練習だって送迎が大変。

しかも、子どもの記憶も
保護者への連絡系統もあやふやなので、
把握が困難
行ったら誰もいない、なんてことはザラ。

土日は、送迎、お弁当の準備はもちろんですが、
当番制でコーチのお弁当を準備し、
コーヒーと共にお出しする
また、当番の保護者は、試合の進行状況を、
随時保護者LINEに配信する役割もある。

ユニフォーム、靴下、リストバンドなどは
一揃え買えば終わりではなく、
試合によって指定されることもあるのだとか。

しかも、メーカーと色だけでなく、
型番まで指定される
指定された一式が揃えられなかったら、
コートに入らせてもらえない決まり

だから、知人の子は控えの選手だけど、
指名された場合のことを考え、
商品を求めて店舗をハシゴすることになる。

そしてそして。
お母さんの役割は、試合の無い休日にもある。
資金造成のための古紙回収、保護者会…。


もちろん、やるべきは「保護者」であって、
「母親」と決められている訳ではありませんが、
そのチームでは、
100%母親が動いているようです。
知人の家庭も、夫は全くアテにできない
ということです。


・・・聞いているだけで
クラクラしてしまいました。

私も、息子が一時期入っていた
スポーツ少年団よりもずっと大変そう。

普通の公立中学校の部活ですよ?
親って、こんなに学校の部活に
関わるものだったっけ?!

私の行っていた中学では、
部活への親の関わり、
ゼロだったような気が…


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少し前、
「子どものスポーツチームにおける
母親の役割」について
新聞で特集されていました。
息子が一時期入っていたスポーツ少年団は
知人の子の部活と比べると
親の役割は少なかったのですが、
それでも、
今まで人生においてスポーツ系団体に
全く縁のなかった私からすると、

「へー、そこまでするんだ」

「え。そんなことするの?!」

「げ。そこは放任なんだ…」

の連続でした。


それに従わなければならないのが
なかなかの苦痛で。
張り切る息子に背中を押される形で
なんとかやっていたのですが、
今も、思い出すと
どうにも苦い気分になってしまします。


あの頃の私は、
スポ少が苦手な理由を、
「私が根っからの文化系人間で
スポーツに馴染めないから」だと
思っていました。

でも、実のところ、
それだけが理由ではないような気がする。



タイムリーにも
オリンピック特集の書評で
「スポーツ例外主義」について説明されていました。

 
スポーツ例外主義とは、
民主的な手続きだとか、女性の地位だとか、
セクシュアリティー差別だとか、
不正義に対する抗議の意思表示だとかを
「スポーツは政治に巻き込まれない」
というレトリックで無視する進め方のことである。


要は、前時代的なんですね。

アマチュアからプロまで、
スポーツ界の上層部(コーチ、運営)は
年配男性の割合高そうだしなぁ…

でも、今回のオリンピックでは
その辺に無頓着な言動を垂れ流した人が、
内外からの追究によって
辞任に追い込まれたりしてるよね。
少しずつ変わってきているのかな。
いいことだ。

なんてことをつらつら考えていて
ハタと思い至りました。


そうだよ。
うちのスポ少、夫に丸投げすればよかったんだ!


組織の慣例がどうの、
スポ少がどうのではなく、
うちの場合、もしかしたら
家庭内で解決できる問題だったかもしれない。

(夫は、家庭内のあれこれについて、
言われなかったら何もしないけれど、
言われたら素直に
出来るだけ言われた通りやります
ってタイプ)

だいたい、
息子が野球チームに入るのを喜んだのは
夫なんだし。

スケジュールの把握から送迎、弁当作り、
ユニフォームの準備、洗濯等々を含め、
全て、遠慮無く
完全に全責任を夫に負わせればよかった!


「夫ができない時は、頼まれたら私がやるよ。
あ、でも、
もちろん私の都合が優先だから、
無理な時は、そっちで何とかして。
試合とかは、お客さんとして見に行くつもりだよ。」
(↑子育てに関する夫のスタンス)

と割り切ればよかった。

その当時も、
なるべく夫に担当させよう
と思いはしたのですが…
結局、何もかも私がやっていましたね。

(スポ少をネタにした
オヤジ連中の飲み会だけは夫担当)

もっと割り切って手放すべきだった。

その方が、お互いのためになっていたはずね。


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