空色のたね

小さなひと言や出来事をここに種まきしようと思う。
いつか誰かの心の中で花が咲き、大きな木に育つかもしれない。

?をつける力

2011-08-21 | お仕事日記

19日に、放送教育研究大会に参加してきました。

東海北陸大会+愛知県大会です。

 

午前中は、野中ともよさんの講演。

 

この世界的な情報社会に生きる子どもたちに

メディアを楽しんで、疑って、利用する力が必要である。

ニュースも映像も写真も、それがすべてではなく、

真実の一部を切り取ったものでしかない。

ニュース番組には、ディレクターがいるし、プロデューサーがいるし、

スポンサーがいるので、放送局や国によって、同じ出来事でも

報道され方が違う。

情報は、誰が作ったのか、作り手の立場はどうなのか、

どうやって作ったのか・・・によって、変わってくる。

すべてのメディアに対して、?をつける力が必要である。

何を信じて、どんな人生を生きるのか、

自分で?を持って、自分で判断する力を育ててほしい! 

 

とても分かりやすいお話で、そうだなぁと思うのだけれど、

難しいですよね。

?(疑問)をもって調べることはとても大事なことだし、

昔と違って、知りたいことをその場で調べることができる

インターネットという便利なものもあるし・・・・。

?をたくさんもつ子は、世界中の情報を見比べることができる。

でも普通は、自分の目の前にある情報を真実だと思って

それが正しいと思って行動してしまうんですよね。

 

も、知りたいことをネットで調べていると、

詳しくなればなるほど、専門用語や内容についていけず、

外国語が出てきた時点で、アウトです。

あまりにもいろいろなことが書いてあると、どれが真実か分からないし、

結局、自分に都合のよい情報を見つけると、終わってしまうような・・・。

情報に疑問を持ったり、調べたり、判断したりするには、

かなりの基礎知識や教養や語彙力が必要なのでは・・・・・。

これからの子どもたちは大変ですね。

 

午後は、放送番組活用部会で、NHKの放送番組や

デジタル教材を使った授業実践を聞いてきました。

この方面では、放送が、アナログからデジタルになって

とても便利になったと思います。

http://www.nhk.or.jp/school/

各教室に、テレビとパソコンとネット環境が必要だけど・・・・・・。

 

20年前の学校は高価なコンピュータが学校に入ってきだして、

絵がかけた~とか、簡単なプログラムを入力したらカメが動いた~

なんて、歓声をあげていたのだけど、

この20年の進歩はすごいですね。

20年後、50年後の学校は、どんなことになっているのだろう?

道具は進歩しても、人間の方はどうなんだろう。

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