ソライロ

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ムラピ山で最大の噴火

2010-11-12 13:21:21 | ニュース

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【11月5日 AFP】(一部更新)前月末から噴火を繰り返しているインドネシア・ジャワ(Java)島中部のムラピ(Merapi)山で5日朝、再び大規模な噴火があり、少なくとも49人が死亡、火山の中心から18キロ離れた村が焼けた。一連の噴火による死者数は90人を超えた。

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ムラピ山 (wikipedia)

ムラピ山(インドネシア語: Gunung Merapi)は、インドネシアジャワ島中央部の火山。インドネシアでも最も活動的な火山で、ほぼ1年中噴煙を上げ、1548年以来68回噴火をしている。名称は「火の山」の意味。メラピ山とも書かれる。スマトラ島中部にも同名の火山がある。

地質学的調査から、爆発は40万年前から始まり、1万年前から活発になったとされる。

安山岩質の溶岩ドームが崩落する際に火砕流を起こすことで知られ、メラピ型火砕流と呼ばれる。同様の例としては、雲仙岳がある。

歴史:

1006年死者数千人、1672年死者3、000人、1872年4月(VEI4)死者1,400人、1930年(VEI3)死者1,300人、1966年死者64人、1944年には60人が犠牲になっている。他にも1548年、1786年、1822年、1846年(VEI3)、 1849年(VEI3)、1961年(VEI3)などにも爆発している。ムラピ山はジョクジャカルタに非常に近く(約30km南)、標高1,700mの地点にさえ村があり、火山の中腹には数千人が居住している。ムラピ山は噴火被害の危険性から、国際火山学地球内部科学会から特定16火山 (Decade Volcanoes) に指定されていた。

・2006年5月より火山活動が活発になり、同年5月13日に避難勧告が発令され、15日には大規模な火砕流が起こった。2人死亡。

2010年

  • 10月
    • 10月25日(月)、23時42分頃(日本時間)に西スマトラ州のムンタワイ諸島沖で発生したM7.7の大地震により津波が発生し、死者・行方不明者が約700人出た。(スマトラ沖地震(2010年10月))
    • 10月25日、インドネシア政府は23-24日に起こった500回以上の火山性地震を踏まえ、メラピ山に最高度の警報を出し、山頂から10km以内の避難勧告を出した。
    • 10月26日、ムラピ山が大噴火( 大きなものは現地時間14:04, 14:24 ,15:15)を起こして火砕流が村を直撃し、29人が死亡した。守護神とされて、今までの避難指示に対し「大丈夫」と言い続けたマリジャン氏(83歳)が火砕流で死亡し、住民に動揺が広がっている。
  • 11月
    • 11月4日、午前5時55分からの33分間の爆発は1872年以来最大で、噴煙が上空10kmまで上がった。
    • 11月4日深夜~11月5日、大爆発が起こり、火砕流が13km以上下り、噴火音は20km先まで聞こえた。18km離れた村などで子供を中心に64人が死亡、今回の一連の爆発の死者は合計122人、避難者は約15万人となった。ジョグジャカルタ国際空港は5日午前閉鎖された。約25km西にある世界遺産のボロブドゥール遺跡にも降灰があった。これまでの総噴出量は5,000万立方mに及ぶ。
    • 11月6日、ジャカルタ郊外にも降灰が及んだ。シンガポール航空、マレーシア航空など16社はジャカルタへの定期便48便を休止した。日本航空725便(B777-300、乗員乗客86人、1日1便)は正午頃成田空港を出たが、夜10時に引き返した。日本航空によれば上空16kmまで噴煙があるという。雨期に入り大雨が降りラハールが発生している。
    • 11月7日、爆発は続き、死者は156人、避難者は20万人になった。シンガポール航空など数社は午後便から運航再開。JALは230人搭乗予定の便を欠航。。
    • 11月8日、日航などは運航再開、避難者は29万人に。
    • 11月10日、再噴火した。噴煙の高さは1,500mだが、全方面に灰をまき散らし、場所によっては山頂から50kmまで届いた。死亡者累計191人、重症598人になった。避難者総数は約35万人(中部ジャワ州23万人、ジョクジャカルタ市11万人)だが、避難勧告地域が半径20kmまで拡大されたため、避難対象人口110万人のまだ約1/3である。キャセイ航空とカンタス航空の一部のジャカルタ便が休止し、休止はバリ島のデンパサール空港に及んだ(全面休止は、現在の所ジョクジャカルタ空港のみである)。オバマ大統領のインドネシア訪問日程が短縮された。
    • 11月11日、災害対策庁(National Disaster Management Agency (BNPB))はラハール(火山灰による泥流)対策として、川の両岸から最低500m離れるように呼びかけた。ジェットスター航空のバリ便が再開した。
    • 11月14日、死者累計242人以上。日本は国際緊急援助隊専門家チーム(野上健治東工大火山流体研究センター教授他)が現地入り。小規模ながら噴火と火砕流は続き、20kmの避難圏は続いている。
    • 11月14日、NASAのオゾン観測装置による硫化水素(亜硫酸ガス)分布地図が発表された。メラピから西にインド洋上3000kmに達し、気流に乗りオーストラリアのポートヘッドランド付近まで回流している。
    • 11月15日、死者は259人以上。ボランティアが1人死亡。噴火が落ち着いたため、帰宅を始める人も出てきている。火山灰により腐食のおそれがあるため、ボロブドール遺跡を掃除。
    • 11月19日、危険な南側の避難地域を15kmに縮小。警戒警報は続行。
    • 11月20日、死者292人、避難者27万人。ジョクジャカルタ空港再開。
    • 11月21日、死者304人、避難者20万人。
    • 11月23日、死者322人、避難者13万人。

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山の怒りだと思いました。

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