御厨ブラザーズ

はやく樹になれ 小さな芽っ♪

第8回 荒木又右衛門 鍵屋の辻決闘マラニック

2008-11-04 23:57:27 | ランニングライフ


生きて帰ってくることができました。

頭の上に輪っかは乗ってませんね、額に三角の白い布も無いね、足も・・・ちゃんとあるね(笑)
楽しみ半分、未知の距離と過酷な環境で不安半分であった【第8回 荒木又右衛門 鍵屋の辻決闘マラニック】がとうとう来た。
走りきって疲れ果てたので昨日はブログを書くことができませんでした。
なんとかちょっとだけでも様子を綴ります。

全くのデータ無しではちょっと無謀かと思いネットでできうる範囲でコースを調べました(過去にこのレースを走った方のブログを参照に)。
そうして作った地図がコチラです。
京都府の木津にある「御霊神社」をスタートし一旦奈良県へ入りその後再び京都府へ戻り、そこから三重県の伊賀上野にあるゴール地点「鍵屋の辻」を目指す45kmにも及ぶこのレース、、、長いです (* ´Д`*)=3
7時間という制限時間が余裕を持ってのものなのかちょっと厳しいのかも皆目見当がつきませんね。

「木津から伊賀上野まで走るんですよ。」と言うと道に詳しい方からは「そんならイチロクサン(国道163号)を走るねんな?」と尋ねられますが、そうは問屋が卸しませんのよ(笑)
地図をご覧になればお分かりのようにイチロクサンをはじめ国道はあまり走らせてもらえません。
昔の人が歩いたような山道、倒木が道を塞いでるぬかるんだ獣道、歴史ある大和街道・東海自然歩道と【マラニック】(マラソン+ピクニック)の名に恥じない自然の中を通り一路伊賀を目指すのです。

しかもコースのかなりの割合を占めるのが激しいアップダウン。
いや、それ以上にランナーに立ちはだかるのが「迷子になるかもしれない」という見えない敵ですね。
スタート地点ではコースはどこを通るとかの説明は一切無しで「鍵屋の辻決闘がどうやって起きたか」という歴史のオハナシのみ (-ω-;)
「ずっと道なりに進んでいけば大丈夫です。曲がるところは道に白線の矢印があるからそっちへ曲がってください。」という説明だけでした(笑)
ちょっと周りの風景に気を取られてたらすぐに見失うであろうこの『矢印』、実際に何人ものランナーがコースミスしてるのを見かけましたし自分たちも知らないうちに違う道を走ってました。
狭い道ならいざ知らずちょっと広いめの道路で走っているところと反対側に白線が書かれてたら簡単に見落としてしまいます。
それでもちゃんとゴールできたのはJogNoteというランニングのサイトで知り合いになってたサンタパパさんというマラニックやジャーニーランの経験が豊富な方がほとんど一緒に走ってくださって(実際にお会いするのは今回が初めて)楽しくおしゃべりできたからに違いありません。
ノロマな私に合わせてくださり本当にありがとうございました、この場をお借りして感謝申し上げます。

東急ハンズで購入したチョンマゲと刀を装備してちょっとは昔の人の気分を味わいながら走ろうと決めました(そんなにウケを狙ってたわけでもないんですが)。
スタートしたらすぐにあぜ道のようなところや山道に入ります、わずか数キロのところでぬかるんだ道を走っててシューズに浸水してきた時には一気にテンションが下がりましたね。
その後ゴルフ場のダラダラと続く上り坂はガラスの足からどんどん体力を奪ってくれました。
このゴルフ場のところと後半にもうひとつ、私設エイドがあって水とスポーツドリンク、氷砂糖に塩を提供してくれてました。
本当にありがたい (´~` )

ゴルフ場を過ぎるとこんどはずーっと続く下り坂。
上りより楽じゃないかと思いきやこれがなかなかのクセモノでして、足首にかかる負担が後半への不安を一層募らせてくれます。

スタート(9:00)して2時間半が経過した頃、そろそろお腹が減ってきた。
距離も20kmを超えたたあたりですね、たしかこの笠置に食堂があると思うのだが・・・見つけたものの無情の【本日休業】の文字が Σ(=゜ω゜=;ノ)ノ ナンデスト?!
そりゃないよ、それをアテにして食料はな~んにも持ってきてないのに(泣)
残り半分強の道のりに不安が一気に増大しましたわ、山道ではコンビニも無いでしょうし。

次の難関は「笠置峠」、傾斜は暗峠並みにキツいが距離はたいしたことが無かったのでよかった。
それからしばらく行くと今回のコースの中で一番見たかった「沈下橋」。
ここでご一緒していたサンタパパさんに貴重なパワージェルをいただきました。
効果てきめんでさっきまでの空腹感から一気に解放されました、本当にありがとうございます。
それからは木津川沿いにぬかるんだ道をしばし走る。

一度163号に出て(このあたりで一度コースミスを犯してました)また坂の続く東海自然歩道へ。
「二本杭」を超えるとそこはもう伊賀の国でござる。
道中お祭りをしてるところがあり、舞っている鬼の目にとまったチョンマゲバカが祝福の紙吹雪を受けるひと幕もありました(笑)
残りはもう10km少々、ラストスパートだ(と言ってもこの頃はスピードは落ちる一方でした)。

とある事情で一旦サンタパパさんと別れる。
道に迷いつつも重い足を引きずるように「与右衛門坂」「芭蕉の尻餅坂」をパス。
もうどこを走ってんだかよく分からないっす。
ようやく国道に出たらゆるーい上りの傾斜が前方に続いてますがな。
フラフラと歩くように走っている脇をトラックがバンバン駆け抜けていきます。
細い歩道なので怖いったらありゃしない、こんなところで轢かれて病院送りになったらシャレになんねーよ。

とその時うしろから「黄門さまぁ~♪」とうっかり八兵衛ならぬサンタパパさんが再び合流してくれた。
地獄に仏とはまさにコレだ、さっきまで死んでた足に再び力が入る。
木津川の橋を渡り上野の街へ、おぉ伊賀上野城が見えてきた。
長い長い45kmがようやく終わる、鍵屋の辻のゴールだww

時間は6時間6分47秒、自分を褒めてあげたいなどとは申さぬが気分は上々 (*´∀`)ノ

ランダムで抽選される賞品にはありつけなかったが妙なチョンマゲ&刀を最後まで装着してたので特別賞をいただきました (^ー^)人(^ー^)
その後はゼッケンを見せればタダで入らせていただける銭湯で汗を流し、その界隈では唯一の飲食店であるお好み焼屋さんでサンタパパさんとささやかながら打ち上げをしました。
ホントにサンタパパさんが居てくれなければどうなってたことやら。
いくら感謝しても足りないですわ。


今回のコースはアップダウンが非常に刺激的でした(笑)
しんどかったですが、木津から伊賀まで木津川をはじめとしてその支流など水の流れに沿って走る部分も多かったです。
水の流れを見ながらのランというのはものすご~く落ち着いた精神状態になってとても癒されました。
また、コースを通じて季節がらなんでしょうか野焼きをしているところが多くその匂いがなんとも言えず都会育ちの私にも「懐かしいにおい」として感じられてよかったですね。

「またマラニック走りたいか?」と問われれば今のところはビミョーですが、この大会は毎年文化の日に開催されるようなので次回参加できるのはまた5,6年先の話ですね。
その頃には再び走りたくなってることでしょう。
それよりも将来子供たちがエントリーできる年齢に達したら一緒に走りたいかな (´-`)


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ちちんぷいぷいからまた

2008-11-04 17:24:42 | Blog えとせとら
先日「ちちんぷいぷい」という番組で私が送った写真が採用されて番組グッズが送られてきたというのをココで書きました。
調子に乗ってまた送りました、11月の写真のお題は『わたしの宝物』。
関西ではメジャー番組ですからダメ元でね。
で、今朝番組からメールが送られてきました・・・今日の放送で流れると (´~` )


夕方の5時ぐらいに画面に映し出されたのがこの写真 ^^;
以前お揃いで買ってあげたドラえもんパンツです。

こんなんでも採用されるねんなぁ。

またグッズが届くのを楽しみに待ってますわ。

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