かごしま食文化研究会

 鹿児島県主催「平成19年度 かごしまの食文化を生かした地域づくり」受講生の情報交換ブログ

今年は豊年満作

2009-02-17 19:53:33 | ブログ
カギ引きで豊作を占う

 14日の山宮神社の春祭りに引き続き、翌日は安楽神社で春祭りがあった。
昨日の「田の神様」がこんどは安楽神社に現れ、安楽神社でも豊作の吉凶を占う。結果は昨日と同じで、今年は豊年満作。

 面をかぶった神官ふうの農夫が現れる。
神社境内を田んぼに見立て、田植えの準備のため、田んぼの畦塗りをする。
牛の親子が突然飛び出し、暴れ回る。農夫は牛を取り押さえ、神官が牛に馬鍬を引かせ、農夫は田の耕運を始める。すると、農夫の女房が昼飯を運んでくる。女房は妊婦で、田で子供が生まれる。

神官が種まきする。

 上半身裸の若者6人が素足で飛び出す。神官の竹笹に合わせて、木の枝で作った大きなカギを使って田お越しをする。
突然、6人の若者はカギを引っかけ合い、一組のカギが引っかかると全員で引き合う。
上が勝と農業が豊作、下が勝と漁業の豊漁となる。今年は下が勝ったので、豊漁になる。


 素朴な田演劇に見入った。

2日間の春祭りは、大隅半島の人々に春の到来を告げ、今年の作柄の吉凶を占う。

なんてすばらしい祭りでしょう。

伝統を守り、いつまでも続けてほしい。

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