かごしま食文化研究会

 鹿児島県主催「平成19年度 かごしまの食文化を生かした地域づくり」受講生の情報交換ブログ

椿油

2009-09-15 08:01:39 | Weblog
椿油

 椿油を搾る椿の実のことを、カタシと鹿児島では呼んでいる。
鹿児島県内各地で椿は栽培され、椿の実から椿油を搾っている。しかし、現在でも油を搾っているのは少なくなった。

 甑列島の本部に位置する里村。平成の大合併で、薩摩川内市里となっている。40年程度前、初めて里村を訪問したことがある。自然が美しく、あまりの感激ではしゃぎすぎ、熱射病にかかり、フラフラになり歩くのがやっとのこと。とうとう体全体の皮膚の皮が剥けた。病院に行くと、やけどの一種。急激に皮膚を焼いたのでうなったのでしょう。とのこと。その後数回訪問した。体の皮は剥けなかったが、熱中症にかかった。今年はそうならないよう、UVカットの長袖シャツに夏山トレッキング用特殊ズボンで出かけた。ぎらぎら照りつける太陽の光と熱だが、新素材の威力は素晴らしく、少し身体がホンワリするだけ。

 椿油はどうしているか心配で、直ぐに訪問した。以前訪問したときは不在だったご主人がおられた。お話を聞くことができた。椿油は女性の髪にかからない物で、整髪料と洗髪時のリンスとして使われてきた。頭がボーとした時に使うと、頭がスーとさわやかになる。私も整髪料として使っている。髪がシットリとなり、潤いがでるため、パサパサ髪には最適。
作業場を見せていただき、記念に1本購入した。仕事を続けておられることは素晴らしい。原料も少なくなり、島外から持ってくる人もあるとのこと。

いつまでも続けて欲しい。

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