巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2017年11月28日。5. 【巨人】菅野、2億2000万円増の4・5億円!最大級の評価で6年目年俸史上最高額

2017-11-28 16:57:02 | Weblog
          2017年11月28日
#為替、111.12円。円。111.17円。ユーロ、132.24円。円。132.35円。
#ダウ、22580.78ドル。+22.79ドル。ナスダック6878.52。-10.63。
#前場、円。円。後場、22486.24円。-9.75円。
日本のお寺。
法界寺(ほうかいじ)(京都市伏見区)11/28済
法界寺(ほうかいじ)は、京都市伏見区日野にある真言宗醍醐派別格本山の寺院。山号を東光山と称する。本尊は薬師如来(秘仏)、開基は伝教大師最澄とされている。藤原氏の一族である日野家の氏寺で、「日野薬師」あるいは「乳薬師」の別名で知られる薬師信仰の寺であるとともに、国宝の阿弥陀堂と阿弥陀如来像を有することでも知られる。
歴史[編集]

法界寺は、醍醐寺の南方、宇治市との境界に近い、京都市伏見区日野に所在する。日野は、『方丈記』の著者である鴨長明の住んだ地であり、親鸞の生誕地としても知られる。かつて山城国宇治郡日野と呼ばれたこの地は、日野家の領地であった。日野家は藤原北家の一族で、儒学や歌道をよくした家柄である。

平安時代後期の永承6年(1051年)、もと文章博士で後に出家した日野資業が、薬師如来を安置する堂を建てたのが法界寺の始まりとされている。薬師如来像の胎内には、資業から4代前の家祖・藤原家宗から代々伝わる、伝教大師最澄自作の三寸の薬師像を納入したという。

寺の草創時期については別の伝えもある。すなわち、家宗が弘仁13年(822年)、最澄自作の薬師像を本尊とし、最澄を開基として一族の氏寺を建てたとするものである。

その後、平安後期の阿弥陀信仰の高まりや末法思想の普及にともない、法界寺にも阿弥陀堂が建てられた。当時は幾つかお堂があったが、現存するのは阿弥陀堂のみである。平安時代後期の法界寺には、当時の日記等の記録で判明するだけで少なくとも5体の丈六の阿弥陀如来像が存在したことがわかっている。現在、阿弥陀堂に安置される像がそのうちのどれに当たるかは判明していない。

なお、浄土真宗の開祖である親鸞は、承安3年(1173年)に日野有範の子として、法界寺にて生まれたとされている(法界寺の近くには親鸞の生誕地にちなんで江戸時代に創建された日野誕生院がある)。

スポーツ、

1. 横審 日馬富士「処分必要」貴乃花親方「不可解」万歳白鵬「おかしい」
11/27(月) 20:20配信 、東スポWeb

横審 日馬富士「処分必要」貴乃花親方「不可解」万歳白鵬「おかしい」

会見する北村正任委員長

 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が10月の秋巡業中に幕内貴ノ岩(27=貴乃花)を暴行した問題で角界が大揺れの中、横綱審議委員会の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれた。

 両国国技館の入り口には多くの報道陣が集まり、国技館の警備員が出入りの記者を一人ひとりチェックする物々しい雰囲気の中、横審の会合が開かれた。

 この日は委員9人全員が出席した。午後5時35分から始まった会合は約1時間で終了。日本相撲協会広報部長の春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)と会見した北村正任委員長(76=毎日新聞社名誉顧問)は「危機管理委員会が調べたことの報告を受けた。審議会全体の空気としては(日馬富士の)暴力があったのは間違いない。協会は、これは非常に厳しい処分が必要との意見が全体であった。私も同じような意見です」と述べた。

 ただ、横審の内規にのっとり「注意」「引退勧告」などを出すことは、協会の危機管理委員会の調査が終わっていないため、今回は見送られた。調査終了次第、臨時の委員会を開き、再び検討するという。

 一方で、北村委員長は被害者の貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(45=元横綱)の姿勢についても“異例”の言及。同親方は協会の調査に非協力的な姿勢を崩さないが「この問題については横審のラチ外の話」と前置きした上で「納得できない。不可解だと。弟子の貴ノ岩がどうなっていくかを考えると、おかしいのでないか。あるいは協会理事の立場で協会全体で進めることをブチ壊すことをしているのではないか、という意見がみんなからあった」。

 さらには「親方の意思と関取本人の意思は一致しているのだろうか。親方が全く力士一人の先行きを決めちゃっていいのか。相撲界の伝統で親方の関係があろうが、それでいいのか」との意見もあったという。

 また、九州場所千秋楽(26日)の優勝力士インタビューで、日馬富士と貴ノ岩の復帰を求めた上に万歳三唱までした横綱白鵬(32=宮城野)には「なんでバンザイするのか。物言いの問題もあるし、みんなでバンザイしようという空気はよく分からない。しかも日馬富士と横綱を土俵に上げてあげたいとか。何か自分でできるような感じで、相撲界のうみを出すとか、横綱としておかしいのではないか、という意見があった」と苦言を呈した。

【関連記事】
日馬富士 秋場所Vで横審の評価もV字回復!
【日馬富士暴行】貴乃花親方「協会調査拒否」の矛盾
日馬暴行騒動の意外な余波 力士が消えた夜の中洲
日馬の暴行騒動の新たな波紋 ベテラン親方「だからモンゴルはダメなんだよ」
日馬富士 、 貴乃花親方 、 貴ノ岩 を調べる

2. FA野上亮磨が巨人移籍を決断!近日中にも誕生へ
11/28(火) 4:57配信 、日刊スポーツ

FA野上亮磨が巨人移籍を決断!近日中にも誕生へ

野上亮磨(2017年9月23日撮影)

 西武から国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明していた野上亮磨投手(30)が、巨人への移籍を決断したことが27日、分かった。

【写真】石川梨華「安定期で報告」第1子妊娠にママの喜び

 他球団との交渉解禁日の16日に巨人から接触があり、DeNAからもオファーを受けていた。宣言残留を認めている西武を含めて熟慮の末、決心した。近く「巨人野上」が誕生する。

 ◆野上亮磨(のがみ・りょうま)1987年(昭62)6月15日、福岡県生まれ。神村学園で05年センバツ準V。日産自動車を経て08年ドラフト2位で西武入団。09年4月30日ソフトバンク戦でプロ初登板。13年に自身初の2桁勝利となる11勝。今季は9月23日オリックス戦でプロ初完封。自己最多に並ぶ11勝を挙げた。今季年俸5000万円(推定)。今年3月に元モーニング娘。の石川梨華(32)と結婚。来春には第1子が誕生予定。177センチ、74キロ。右投げ右打ち。

【関連記事】
松坂ら/12球団引退、退団、戦力外選手一覧
増井 オリと交渉/FA、退団選手移籍情報一覧
大隣、柿田ら力投/12球団合同トライアウト詳細
巨人がFA野上調査、元モー娘。梨華夫人もサポート
石川梨華「安定期で報告」第1子妊娠にママの喜び

3. 【巨人】岡本、現状維持の1200万円 村田の「25」継承「全試合スタメンの気持ちで」
11/28(火) 11:58配信 、スポーツ報知

【巨人】岡本、現状維持の1200万円 村田の「25」継承「全試合スタメンの気持ちで」

契約更改を終え会見をする岡本

 巨人の岡本和真内野手(21)が28日、都内の球団事務所で現状維持の1200万円でサインした。

 プロ3年目の今季は3月31日の中日戦(東京D)に「7番・左翼」で開幕スタメンも、1軍では15試合で31打数6安打、打率1割9分4厘、0本塁打、2打点。2軍で96試合で348打数94安打、打率2割7分、10本塁打、55打点をマークしたが、1軍に定着できなかった。

 球団は若返りを図るため実績十分の村田を戦力外とした。岡本はその村田の背番号「25」を継承し、来季は大きな期待がかかる。「いい番号だなと思います。全試合スタメンに臨む気持ちでいきたいです」と話した。

【関連記事】
【巨人】西武FA・野上の獲得決定!3年4・5億で 電光石火、鹿取GM“参戦”から2日
【巨人】山口俊、自主トレで3種の変化球強化プラン
【巨人】長野が“山ごもり”「捜さないでください」
【巨人】阿部、18年目へ初の年越し単独グアム自主トレ「優勝したい」
スタメン 、 岡本和真 、 本塁打 を調べる

4. 2冠スタントン、移籍先希望球団はドジャース MLB公式サイト報じる
11/28(火) 12:18配信 、デイリースポーツ

2冠スタントン、移籍先希望球団はドジャース MLB公式サイト報じる

マーリンズのスタントン

 本塁打と打点で2冠を獲得したマーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手(28)がトレード拒否権を破棄し、ドジャースなどを移籍先希望チームに挙げている、と27日(日本時間28日)、大リーグ公式サイトが報じた。

【写真】このユニホーム姿も見納め?

 今オフのマーリンズはジーターCEO(最高経営責任者)ら新オーナー陣が総年俸削減の方針を打ち出している。来季年俸2500万ドル(約27億8千万円)を含む10年2億9500万ドル(約328億円)の契約を残す主砲、スタントンをはじめ、プラドやゴードンといった高給選手のトレードを画策していると言われている。

 同サイトによると、今季メジャー最多の59本塁打、132打点をマークしたスタントンを巡っては、すでにカージナルスとジャイアンツが複数の若手有望選手を交換要員とする条件をマーリンズに提示。ドジャースなども獲得に興味を示している。

 スタントンの契約には全球団トレード拒否の条項が含まれているが、このほど同条項を破棄してマーリンズに移籍先希望球団のリストを提出。生まれ故郷に近いロサンゼルスを本拠地とするドジャースを最も希望するトレード先に挙げているという。

【関連記事】
張本氏 投手・イチローに怒りの喝!「他のピッチャーに失礼ですよ」
イチローが代打を送られた理由とは…
ノムさん、イチロー見た時の衝撃語る「こんないい選手がどこにいたんだ」
ドジャース、ダルビッシュとの再契約に慎重「納得のいく結論を出したい」
大谷の動向、ドジャースは注視「今後も当然、見守っていく」

5. 【巨人】菅野、2億2000万円増の4・5億円!最大級の評価で6年目年俸史上最高額
11/28(火) 14:07配信 、スポーツ報知

【巨人】菅野、2億2000万円増の4・5億円!最大級の評価で6年目年俸史上最高額

契約更改を終え笑顔の菅野(カメラ・中島 傑)

 巨人の菅野智之投手(28)が28日、都内の球団事務所で2億2000万円アップの4億5000万円(推定)で契約更改した。

【写真】西武からFAとなっている野上は巨人入りが決定

 現在、球界最高年俸はオリックス・金子の5億円だが、現時点で3億2000万円の山口鉄也投手(未更改)を抜きセ・リーグ最高年俸となった。来季はプロ6年目。これまでの6年目の最高年俸はソフトバンク摂津の4億円だが、それを上回る大幅昇給となった。

 3月のWBCでは日本のエースとして奮闘した。米ロサンゼルスでの準決勝、米国戦では6回1失点(自責点0)。3三振を奪った4番アレナド(ロッキーズ)は今季メジャーで37本塁打。直球で空振り三振を奪った8番スタントン(マーリンズ)は59本塁打、132打点で2冠。9人で今季のメジャー合計241本塁打という超強力打線相手の快投で世界を驚かせた。

 帰国後すぐに開幕したシーズンでも年間通して好調を維持。4月下旬からは球団28年ぶりの3試合連続完封勝利を記録した。圧巻だったのが夏場。7月以降の12登板で10勝1敗、防御率0・60と驚異的な安定感を誇った。トータル17勝5敗、自己最多の187回1/3、防御率1・59で最多勝、最優秀防御率の2冠を獲得。入団5年目で3度目の防御率のタイトルは58年の稲尾和久(西鉄)以来59年ぶり2人目、セ初の大記録となり沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。

 来季は選手会長に就任する。「最大級の評価をしてもらいました。さらに自分にかかる期待、周りが見る目が厳しくなると思います。身が引き締まる思いです」と話し、来季の自身のスローガンに「決意」を掲げた。

【関連記事】
【巨人】阿部、18年目へ初の年越し単独グアム自主トレ「優勝したい」
【巨人】マシソン、カミネロ、マギー残留発表 マシソンは来季7年目「チームにすべてを捧げる」
【巨人】岡本、現状維持の1200万円 村田の「25」継承「全試合スタメンの気持ちで」
【巨人】西武FA・野上の獲得決定!3年4・5億で 電光石火、鹿取GM“参戦”から2日
菅野智之 、 山口鉄也 、 稲尾和久 を調べる


ニュース、
1. 大連立継続目指し交渉=「安定した政権を」―独首相
11/27(月) 22:14配信 、時事通信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は27日、自身が率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟が中道左派・社会民主党との二大政党による大連立政権の継続を目指し、社民党と交渉を行う方針を正式に決めたことを明らかにした。

 首相は記者会見で「安定した政権が樹立されるべきだ」と強調した。首相と社民党のシュルツ党首は30日にシュタインマイヤー大統領の仲介で会うことになっており、これを機に協議が動きだす。

 同盟は9月の連邦議会(下院)選挙後、中道政党・自由民主党、環境政党「90年連合・緑の党」との3党連立交渉に着手したが、今月19日に決裂。再選挙の可能性も取り沙汰される中、当初下野を表明した社民党が同盟との協議に応じる姿勢に転じていた。 
.
【関連記事】
ドイツ、大連立政権の継続模索=大統領仲介、再選挙回避目指す
大連立継続「党員が判断」=社民党首、態度を軟化-独次期政権
メルケル与党敗北=「反難民」党、議席獲得-独北部州議選
〔写真特集〕メルケル独首相~女性政治家の肖像~
〔写真特集〕アドルフ・ヒトラー

2北朝鮮がミサイル発射準備か、政府が信号感知 警戒強化
11/28(火) 1:08配信、TBS News i

Copyright(C) Japan News Network. All rights reserved.

[ 前の映像 | 次の映像 ]
 政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めていることが分かりました。

 信号は、27日に捕捉されたということですが、今のところ、特異な兆候はないということで、政府は警戒・監視を強めています。

 北朝鮮は9月15日に平壌(ピョンヤン)郊外から弾道ミサイル1発を発射し、北海道上空を通過する形でおよそ3700キロ飛んで襟裳岬の東の海上に落下しました。それ以降、北朝鮮はミサイルを発射していません。(27日23:13)

3. 高速道「ワイヤロープ」で死亡事故0
11/28(火) 6:26配信、Fuji News Network

Fuji News Network

[ 前の映像 | 次の映像 ]
片側1車線の高速道路での正面衝突事故を減らすため、中央分離帯にワイヤロープを2017年4月に設置したところ、2016年、7件起きた死亡事故が、設置後は0件に減ったことがわかった。
片側1車線の高速道路で、中央分離帯のワイヤロープに接触した車。
車の前方は壊れるが、反対車線には大きくはみ出さず、対向車との正面衝突は免れた。
国土交通省は、2017年4月から、全国の片側1車線の高速道路およそ100kmにワイヤロープを試験的に設置したところ、2016年は7件起きた死亡事故が、設置後は0件に減ったことが、国交省の有識者会議で報告された。
国土交通省と高速道路会社は、今後、ロープの改良を重ね、本格設置に向け協議する方針。

4. NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」
11/28(火) 9:15配信 、プレジデントオンライン

NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」

ジャーナリストの田原総一朗氏とサイバーセキュリティクラウド代表取締役の大野暉氏

NTTドコモやSBI証券など4000超のサイトをサイバー攻撃から守っている企業がある。社長は27歳。学費を稼ぐために16歳からビジネスをはじめ、それ以来次々と新しいビジネスに挑んでいる起業家だ。直近の事業は弁当屋。なぜサイバーセキュリティの分野に挑戦したのか。ジャーナリストの田原総一朗氏が聞いた――。

■学費を稼ぐために16歳でビジネス開始

 【田原】大野さんは16歳のときに初めて会社をつくった。何の会社ですか。

 【大野】広告代理店の下請けで、若者を対象に市場調査をしたり、マーケティング支援などをやっていました。

 【田原】昔から自分で起業しようと思っていた? 

 【大野】いや、起業したくて会社をつくったわけじゃないんです。じつは高校には学費を借金して行っていました。学費は年間110万円。ラーメン屋でバイトしていましたが、月7万~8万円の収入ではとても返せない。ほかにも何かやらなきゃと。

 【田原】その会社は稼げたんですか。

 【大野】はい。いいときで売り上げが年間2000万円くらいでした。

 【田原】そんなに!  18歳でまた新しい会社をつくりますね。次は何を? 

 【大野】環境事業です。具体的には、大企業が排出するゴミを管理するシステムを販売していました。当時、ゴミは総務の人が表計算ソフトを使って手作業で管理していました。それを簡単にしてあげるクラウドの製品をつくって売っていました。従業員は15人くらいいましたね。

 【田原】大学行きながらですよね。

 【大野】はい。18~20歳のころです。その後、私は別のことをやりはじめましたが、事業自体はしばらく存続させて、ぜんぶで5年続きました。

 【田原】別のことって何ですか。
.
NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」

サイバーセキュリティクラウド代表取締役 大野 暉氏

■深夜4時に社長の家のピンポンを押した

 【大野】環境事業は波がありつつもうまくいって、最後は月1500万円の利益が出て、早めに上場しようという話も出るほどでした。ただ、この会社を一生やりたいかというと疑問でした。それに私自身、大きな組織をつくる能力があるのかと考えると自信がなかった。上場の前に会社のことを勉強し直したいと思って、弁当宅配事業のスターフェスティバルに入社することにしたんです。

 【田原】この連載で、スターフェスティバルの岸田祐介社長とも対談しました。おもしろい会社だったけど、どうしてそこに? 

 【大野】岸田さんはたまたま隣に住んでいて、以前から話す機会がありました。しかも会社を設立したのも2009年と同じで、親近感がありました。ただ、自分の会社は従業員15人なのに対して、スターフェスティバルは当時100人くらいまで伸びていた。違いは何だろうと夜中に考えていたら、居ても立ってもいられなくなり、深夜4時に岸田さんの家のピンポンを押していました。

 【田原】夜中の4時!? 

 【大野】岸田さんは気づいたらしいですが、さすがに居留守を使われて出てくれませんでした(笑)。仕方がないので、「勉強したいからスターフェスティバルに入れてください。明日話しましょう」と紙に書いて玄関に挟んで帰りました。それが入社のきっかけです。

 【田原】スターフェスティバルで、大野さんは何をしていたのですか? 

 【大野】最初は社長室長をしたり、オフィス用品通販アスクルに出向したりで1年半。そこからシャショクルという新規事業の立ち上げを任されました。それまではインターネットだけでお弁当を販売していましたが、シャショクルではお昼に企業にお邪魔をして対面でお弁当を販売します。当時でお客様は100社くらい。私自身も営業していましたが、社員の健康を確保したいという企業からたくさんの引き合いをいただきました。

 【田原】岸田さんの会社で勉強したいといった。何かつかめましたか。

 【大野】3年いましたが、辞める前は約300人の会社になり、私も半分の170人のチームを見させてもらいました。15人の会社のときは、やはり自分中心。でも、成長させるには自分だけではダメで、メンバーの力をグッと引き出さなくてはいけないということを学びました。

 【田原】16年にサイバーセキュリティクラウドの代表になられる。お弁当屋さんとは分野が違いますが、どうしてセキュリティの会社を? 

 【大野】もともと関心があったのは、ビッグデータ、AI、そしてサイバーセキュリティ。とくにサイバーセキュリティは国を挙げて対応しなければいけない分野なのに、日本企業が育っていなかった。

NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」

田原総一朗●1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所入社。東京12チャンネル(現テレビ東京)を経て、77年よりフリーのジャーナリストに。本連載を収録した『起業家のように考える。』(小社刊)ほか、『日本の戦争』など著書多数。

■日本企業への攻撃は年間1281億件

 【田原】基本的なことをお聞きしたい。セキュリティが大事といいますが、実際、日本ではどれくらいサイバー攻撃が行われているんですか。

 【大野】非常に多いです。2016年の1年で、約1281億件です。

 【田原】えっ、億?  ホント? 

 【大野】あまり知られていませんが、本当です。実際、被害に遭った例はたくさんあります。

 【田原】5月に日立製作所の社内システムもやられて大きなニュースになりましたね。

 【大野】ええ。ただ、あれは社内ネットワークのほうで、私たちが守っているWebサイトへの攻撃ではありません。

 【田原】ごめんなさい、よくわからない。社内ネットワークとWebサイトへの攻撃って違うんですか。

 【大野】日立がやられたのは「ワナクライ」というランサムウェア(身代金要求ウイルス)で、OSの脆弱性をついてPCに感染して被害をもたらします。それに対してWebサイトへの攻撃は、ログイン画面やお問い合わせフォームなどに対して行われる。前者は会社で使われている個々のPCを攻撃するのに対して、後者は外部に公開しているWebサーバーを攻撃するイメージです。

 【田原】Webサイトを攻撃する目的は何ですか? 

 【大野】1つは個人情報の売買。クレジットカード情報などの個人情報は闇のマーケットで取引されていて、そこで売るためにハッカーが企業のサイトを攻撃します。銀行やECサイトのほか、ホテルや旅行関係も多いです。

 【田原】サイバー攻撃の目的は、やっぱり儲けるため? 

 【大野】ほかにもあります。たとえば去年あったアパホテルのケース。ホテルの室内に保守色の強い本を置いていたことに、中国の方々が反発。DDoS攻撃、つまり短時間で大量のアクセスをかける攻撃を受けてサイトが落ちてしまいました。また、中国とベトナムが領土問題で揉めたときは、ベトナムの航空会社のサイトが書き換えられて中国側の主張が載った。反感から企業のサイトが攻撃されるケースもあります。

 【田原】なるほど。嫌がらせか。

 【大野】もう1つ、サイトの中にウイルスを潜ませて、訪れた人のPCにウイルスを感染させるケースもあります。この場合、対策していなかった企業もウイルスをばらまいた加害者になってしまう。これは大きなリスクです。

 【田原】そういうサイバー攻撃はいつごろからはじまったんですか? 

 【大野】サイバー攻撃は昔からありますが、とくに増えたのはここ10年でしょうか。16年で約1281億件といいましたが、これは05年と比べて430倍。前年と比べても2.4倍くらいに増えています。Webサイトやアプリケーションが普及して、多くの人が個人情報をオンラインで管理するようになり、攻撃のしがいが出てきたんでしょう。

 【田原】日本企業を攻撃してくるのはどんな国ですか? 

 【大野】さまざまです。中国、アメリカ、ロシア、それに国内からも多いです。ただ、国別で見ても意味はありません。攻撃の主体は国や企業といった組織ではなく、個人のハッカーや組織なので。

NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」

写真・図版:プレジデントオンライン

 【田原】サイバー攻撃を受けると、企業にはどんなリスクがあるのですか。

 【大野】リスクはいろいろあります。自動運転技術ベンチャーのZMPは顧客情報流出で予定していた上場を延期しましたし、GMOペイメントゲートウェイは個人情報流出で株価が下落しました。チケットぴあも17年3月期の業績予想を2億5000万円も下方修正しました。

 【田原】倒産までいかなくても、無視できない損害ですね。

 【大野】はい。サイバー攻撃で被害が大きかった事件トップテンのうち、7つはWebセキュリティができていないことが原因で起きた事件です。それなのに、Webセキュリティの重要性がまだあまり認知されていない。そこを変えていきたいというのが私たちの思いです。

 【田原】サイトを守る重要性はわかりました。で、大野さんたちはどうやって守るのですか。

 【大野】あるサイトにアクセスをする人たちが大勢いる中で、そのうちの一定の割合で攻撃が含まれています。その攻撃をシャットダウンするというのが基本的な考え方です。

 【田原】どのアクセスがハッカーからのものなのかわかるの? 

 【大野】私たちはWebアプリケーションファイアウォールというシステムをクラウドで提供しています。それぞれの攻撃には、テレビゲームで「上・下・上・Bボタン」と押すと裏面に行けてしまうような特殊なコマンドのパターンがあります。そのパターンを分析すると、このパターンは「SQLインジェクション」、このパターンは「ブルートフォースアタック」などとわかる。そのデータを蓄積して、お客様のサイトへのアクセスがパターンとマッチングしたら遮断命令を出す仕組みです。

 【田原】過去の攻撃のパターンと一致したら遮断するわけね。でも、ハッカーは新しい攻撃を次々に仕掛けているんじゃないですか? 

 【大野】おっしゃるとおりです。ですから世界で起きている攻撃情報を毎日キャッチして即日対応しています。

 【田原】先ほどクラウド型とおっしゃった。普通はクラウド型じゃない? 

 【大野】かつては物理的なセキュリティ製品、つまりハードウエアをシステムに入れ込んで守っていました。しかし、いまはクラウド化が進んで、企業が物理サーバーを持たなくなってきた。私たちのサービスはクラウドなので、物理的なサーバーでもクラウドでも対応可能です。

 【田原】クラウド型でWebサイトを守るサービスをやっている会社はいま日本にどれくらいありますか。

 【大野】社数はたくさんありますが、マーケットレポートに出てくるのは私たちを含めて4社。そのうち半分は外資系です。

 【田原】海外にはたくさんある? 

 【大野】サイバーセキュリティ会社はアメリカやイスラエルが多いです。アメリカは数百レベルで会社があり、イスラエルも日本より人口が少ないのに150社あるといわれています。

 【田原】外資系に比べて大野さんの会社はどうなんですか。

 【大野】お客様から見て大きな違いはサポート体制。疑問点や何かしらの要望があって問い合わせたとき、アメリカの企業に連絡しても、返事が返ってくるのは3日後とか1週間かかる。私たちは技術者によるサポートセンターを24時間365日開設しているので、そこは安心してもらえるのかなと思っています。

NTTドコモを守る27歳社長の「起業哲学」

写真・図版:プレジデントオンライン

■セキュリティ市場は東京五輪で1兆円に

 【田原】いま契約しているのは何社くらいですか。

 【大野】社数は非公開ですが、公表できるところでいうと、NTTドコモやSBI証券のサイトを守ったりしています。サイト数だと4000超ですね。

 【田原】国内の会社が400万社あるとしたら、0.1%。まだ少ない。

 【大野】会社数とサイト数は同じではありませんが、どちらにしてもまだまだです。上場企業のセキュリティ関連の支出のうち、ネットワークやPCのセキュリティが90%で、Webサイトは10%にすぎないというデータもあります。

 【田原】普及率が0.1%だとすると、市場はこれから伸びますね。将来はどれくらいになりそうですか。

 【大野】日本ではオリンピック前までに1兆円を超えるといわれています。さらに世界のマーケットを狙っています。今年中には海外展開する予定で、まずはアジアからですね。

 【田原】将来性がある市場だと、大手の参入も相次ぐんじゃないですか? 

 【大野】セキュリティの精度は攻撃のデータをどれだけ蓄積しているかに大きく左右されます。その意味で、いま国内トップの約4000サイトを守っている私たちは非常に有利。大資本が入ってきても、そう簡単に負けるとは思いません。

 【田原】資料に、将来はIoTセキュリティも視野に入れているとありました。IoTも危ないですか。

 【大野】たとえばウェアラブル端末で脈拍などの情報を取得して、ネットを介して情報を分析して、薬の指示を出すシステムがあったとします。そのネットワーク部分が攻撃を受けると、間違った薬が投与されて死者が出るかもしれない。ほかにも自動運転など、IoTが普及するにつれてシステムに人の命を委ねる場面は増えてくるはず。通常のアクセスとの差分を検知して遮断するというコンセプトはWebサイトもIoTも同じなので、私たちの技術が転用できるかどうか、いま研究中です。

 【田原】最後に1つお聞きします。大野さんはマーケティング支援から始まって、環境事業、お弁当屋、そしていまセキュリティと分野をガラッと変えてきた。大野さんはきっとゼロイチが好きなタイプだと思うけど、いまの事業が軌道に乗ると、また別のことをやりたくなるんじゃない? 

 【大野】ゼロイチが好きだというのはたしかですね(笑)。でも、それ以上に大切なのは、世の中に必要なことができているかどうか。きれいごとではなく、世の中にとって必要なことができていることが私にとっても気持ちいい状態です。日本のセキュリティ対策は遅れているので、その市場を活性化させることが必要。私自身もワクワクしています。

■大野さんから田原さんへの質問

 Q.日本人は“守る”意識が希薄なのでは? 

 日本人は昔から防御する発想が希薄です。象徴的なのは零戦。零戦が速かったのは、機体のボディを厚くしなかったから。性能はいいけど、被弾すると簡単に落ちてしまう。鉄板を厚くして人命を優先させた米国とは、発想が違うのです。

 日本人の考え方は、当時から変わっていません。たとえば原発。事故が起きない前提だったから、避難訓練をほとんどしなかった。避難訓練をすると、「やはり危ないのか」といわれるから守りを放棄した。テロから国民を守る共謀罪も、マスコミは「プライバシーが」といって反対した。共謀罪は問題が多いと思いましたが、日本人が“守る”意識に欠けていることはたしかでしょう。

 田原総一朗の遺言:防御軽視の姿勢を変えろ!