20210708文月の稽古② 花所望

2021-07-12 11:20:44 | 稽古記録

2021年7月8日木曜日

小習十六ヶ条の花所望のお稽古をしました。

今回は写真を撮り忘れこれはF会の時のものです

花台の綴目を向うに置く (丸前角向う)

花水次に茶巾をのせて右向うに置く

花小刀の刃は左向き。

 

花台を建て付に置いて主客総礼

亭主は花台を持って入り床前に置き

 

茶道口に戻り、「どうぞお申し合わせのうえお花を」と所望します。

正客「どうぞ、お次客様」

次客「いえいえ、どうぞお正客様が・・・」

あまり譲り合って時間がかかるのもご亭主に失礼なので、

客の一人が「では」と立って床前に行きます。

 

まず、花入れを拝見し、花台の上の花を見て構想し、

花づもり(手で花を組んで形を整える)をします。

置き花入の場合は座ったまま、

掛花入の場合は床に上がり花入れにすっとまとめて挿します。

活花のように一本づつ入れるのではありません。

 

客が花を入れるときはあまりたくさん入れません。

一枝一花 二種が適量です。

今日は若く華やかなご婦人方なので三種いれました。

 

入れた客は手をついて花を確認します。

亭主「どうぞお水を」

客は会釈するのみで水を注ぎません。

水を注ぐ事は花が確定した事を表します。

未だ定まっていませんと注がないのです。

花台の上を片付けて、花小刀の刃を右側に向けて席に戻ります。

 

亭主(ありがとうございました)と一礼して

床前に行き、座ってお花を拝見する。

入れた客はすかさず「お直しの上お水を」

亭主「いえいえ(直すなどとんでもない)、お見事にお入れ下りありがとうござます。」

 

水次を持って立ち床に上がって水を注ぎ、

花台を持って戻ります。

 

連客は次礼をして床前にいき、花を拝見して自席に戻ります。

 

謙譲の美徳を思いっきり発揮するお稽古ですねぇ。

 

花入は一つだけですが、

せっかく入れたので全部並べました。

 

ついでに花の真行草も復習

紅底白槿   唐銅一文字花入

唐銅、青磁など 真

真は真直ぐに入れます。

 

縞芦 吾亦紅 紅底白槿   朝鮮唐津旅枕花入

釉薬が掛かった焼物は 行

行は少し傾ける  

掛け花入は座って見上げて美しいように

 

赤紫槿 吾亦紅 竜胆   竹舟釣り花入

竹は 草

 

縞芦 吾亦紅 竜胆   古里籠

籠は 草

風になびいているよう。秋ですねぇ。

 

 

木槿は1日花ですから、翌日には入代えました。

(茶花は全てその日その客にだけ入れるものですけれど)

紅底薄紫槿

縞芦 吾亦紅 赤紫槿 紅底白槿 竜胆   籠へ

 

木曜日の紅底白槿は花弁が細く全開して離れています。

金曜日のは 花弁が寄合い 宗旦槿 に近いです。

 

 

茶道は広く深いです。楽しいです。

 

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