ウズベキスタンの風

ここはウズベキスタン。首都から約1000km北西に位置するウルゲンチで活動する看護師の日記。            

セミナーどうよ?

2011年10月14日 | 活動
今週も終わり。

帰り師長と一緒になってセミナーについて聞いてみた。

「来週看護師の人数いたらまたセミナーやってもいいですか。」

まぁやるってことで話はまとまってるんだけど今週ほとんどできなかったからさ。

そしたら

「あぁ、はいはい、やったらいいわよ。残ってる子たちにやりましょう。」

ってかなりめんどくさそう( ̄ω ̄;)

やっぱパフタの時期はほんとはやりたくないんだなぁと思った。

っていうか、今書いてて思ったけど

「セミナーやってもいいですか。」ってなんか違うよね。

なんでお願いしてんのよ。

「どうしますか?」って聞けばよかったな。そしたら相談の上師長の判断ってことになったよね。

あぁちょっと間違ったな。

この国ではそういうところが重要なんだよね、めんどくさいけど。


んでセミナーの成果みたいなものはというと・・・


仕事中、同僚と話してたら師長が廊下を通りすぎてまた戻ってきた。

んで同僚に

「あれ上にあげなさい!ほらその吸引器の管!下につかせるんじゃないわよ。」

と言って去って行った。

そうそう、師長たるべき人物そうでなくては。

一緒にやろうとしてくれているのがちょっとうれしかった。
(吸引器の管がサクションチューブとともに床に置いてあるのを改善したかったから師長に言ってあったのと、看護師にミニセミナーの際伝えてあった。)


が・・・


2年近くもここに住んでいると師長の言葉が純粋に、

正しくやろうとしているだけではないのがわかってしまうのもまた悲しい。

また写真でも撮られて「ほらできていませんよ!」って言われるのを恐れている気もちがあるのがわかる。(今まで現状をわかりやすく説明するために、写真付きの紙を持って行って説明していたから。)

その話しが保健省にでも行ってしまったらと思ってびくびくしてるのかもしれない。


同僚も、ほかの偉い人も、ほとんどの行動の原動力は恐れだ。

だれかに怒られないために、患者さんをきれいにする。

だれかに怒られないために、短時間で面会をきりあげさせる。

だれかに怒られないために、写真をとらせない。

だれかに怒られないために、記録を改ざんする。

純粋に患者さんのために働けない。

そうなってしまう環境がここにはあるね。

怒る方の人間が、つまり偉いと言われる立場の人が間違った怒り方するもんね。

間違った怒り方ってのは自分のために怒ること。

自分の見栄のため、自分のお金のため、評価のために人を怒る。

みんないつもびくびくしている。(ようにみえる)


そんな国で、結果的に私は恐れを原動力にして動かしてしまってるんだろうか。。。

長くなりそうなので続く・・・


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