「13歳から考える住まいの権利」(葛西リサ著 2022年12月 かもがわ出版刊)を読みました。
空き家が増えているなぁ
と思う。
更地にすれば税金が6倍とか聞く。
詳しく知りたいと思っていたところ
新聞で紹介されていたので
読んでみました。
戦後(爆撃で家が焼かれ)
家が足りなくなったところから日本の住宅政策ははじまる。
日本の持ち家率は61%にもなった。
その家が「空き家」になっているのだ。
所有者が亡くなって
親などから住宅を譲り受けても遠くに住んでいたりして管理できない。
取り壊しにはお金がかかる。
そこで
2006年「住宅建設計画法」が廃止され
「住生活基本法」が制定された。
「住生活基本法」では、性能が良く頑丈な住宅を作ること
中古住宅を修繕して活用することが
目標として掲げられた。
また高齢になって「自分の家に住めなくなる」ことを避けるために
「地域包括ケアシステム」という仕組みが作られた。
高齢者が住む住宅を中心に
約30分圏内に
必要なサービスが整備されるという
住宅とケアをセットにするという考え方だ。
子育て世代、単身者、高齢者などが
単色で住んでいる地域よりは
混在している地域の方が
存続できるということで
最近は
中古住宅を修繕してシェアハウスにすることも増えている
という。
などなど
最近13歳本が増えていて助かります。