ゆらゆら荘にて

このごろ読んだ面白い本

「烈女の一生」 はらだ有彩

2024-05-19 | 読書日記

「烈女の一生」(はらだ有彩著 2024年3月 小学館 277p)を読みました。

著者は
テキストレーター
(文章、イラスト、テキスタイルを作っている)

「烈女」紹介本です。
全文が「共感」のトーンに貫かれている
ので
読んでいる方も共感して
苦しくなる。
(ということで
元気な時に読んでください)

ほとんどの人物が
病に倒れる。
過労?
世間の無理解?

各章に
副題がついている。

A辿り着かないなら
最初から目指すべきではなかったのか?

Bあらゆる理由が連鎖しているという事実は
深い絶望でもあり
唯一の希望でもある

C誰にも忘れてもらえない
誰にも忘れさせてやらない

D考えることで全て失ったとしても
考えずに自ら捨てることはできない

E走って走って走って
意味を振りほどく

Aナイチンゲール
Bマータイ(政治家)
Cダイアナ妃
Dハンナ・アーレント(哲学者)
E人見絹枝(陸上選手)

他に
トーベ・ヤンソン
鴨居羊子
マーガレット・ミード
吉屋信子
カミーユ・クローデル
などなど


コメント