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里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

カキツバタ 川沿いの湿地

2018-06-09 | 日記
栗原市栗駒沼倉地区の北部、栗駒山麓の三迫川近くの車道を歩いていると、河川敷に
下りていく作業道があります。作業道と川の間が荒れた草地になっていて、湿地に生える
ような草が茂っています。ヨシやホソイ、ギシギシやスゲなどが茂っているものの、丈が
低いので自由に歩き回ることができます。ただ、やけに凹凸が多いような ?

少し行くと、奥の方の草叢に青い花が見えます。歩み寄るとアヤメの仲間ですね。
ただ、アヤメは乾き気味の場所に生えますから違うでしょうね。
カキツバタは抽水植物で、浅く水の張った湿地に生えるはずですから、ちょっと湿っている
程度の湿地には生えないはずです。そうすると、逸出したハナショウブかも知れませんね。




                              二枚とも2018.6.3撮影

間近で観察すると、花びらの付け根側に白い筋がありますから、カキツバタに違いありません。
こんな水の張られていない湿地にも、生えることがあるんですね。

以下は私の推理ですが、この湿地は残土の捨て場なのかも知れません。
岩手・宮城内陸地震の際の崩れた土砂とか、復旧工事で生じた残土を捨てて、均した土地なのかも ?
その際の攪拌で表層に出てきたカキツバタの種子が、大雨の溜り水で発芽したのかも知れません。
もっと広い範囲を歩き回ると、他にも2株咲いていましたが、いずれも水のない場所でした。




                              二枚とも2018.6.3撮影

カキツバタは2015年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴などは、下の青字をクリックして参照願います。
湿地に咲くカキツバタ



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