里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アーティチョーク 和名チョウセンアザミ 

2023-11-27 | 日記

松島町東部、耕作地の中の農道を歩いて行くと、脇の畑に見慣れない作物が十数株植えら
れています。アザミの根生葉のように見えますがもっと大型で、葉身の長さが40~50cmも
あり、縁が深く切れ込んでいるので、キク科の外来種と推測されます。
近くの田んぼで田起こしをしていた人に聞いてみましたが、他家の畑なので判らないとの
こと。最近流行り始めた、西洋野菜なのかも知れませんね。

                             二枚とも2023.11.15撮影

「西洋野菜 キク科」でネット検索し、出てきた写真と私の写真の作物を見比べていると、
「アーティチョーク」という作物がよく似ているように見えます。
改めて「アーティチョーク キク科」で検索し、素性を確認すると地中海沿岸北部が原産
のキク科植物で、ヨーロッパでは古くから食べられていたようで、イタリアでは9世紀頃
には栽培が行われていたようです。
我国へは江戸時代に渡来したものの普及せず、現在もあまり知られた野菜ではありません。
チョウセンアザミの名は「アザミ似の外来種」と言う意味合いのようです。

草丈2mほどにもなるアーティチョークですが、可食部は6~8月に付くツボミの部分だけ
です。そのツボミはアザミに比べると大きく、直径10~15cmにもなります。
加熱するとホクホクとした口当たりで、その風味は「ゆり根」や「そらまめ」にたとえられ
るとのこと。

詳しくは下記「野菜ナビ」のURLをクリックして参照願います。

https://www.yasainavi.com/zukan/artichoke.htm

                                 2023.11.15撮影

キク科チョウセンアザミ属の多年草で、地中海沿岸北部原産の西洋野菜。草丈は2mほど。
根は太い直根で肉質。茎は太くて叢生する。ロゼットで越冬する。
葉は対生し、長さが50~80cmもあり、2回羽状に深裂し、やや硬く、 葉裏に白い綿毛が密
生する。小葉の先端は棘状になる。
茎先に淡紫色の筒状花のみからなり、 直径8~15cmにもなる頭花を1個~4個つける。
総苞片の先は尖る。
痩果には淡褐色の長い冠毛がついている。
西洋野菜として、若い蕾の萼状の苞片を食べる。



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