一関市花泉町、山間の集落道をゆるやかに上がって行くと、道路近くの林際の木に赤い実
が生っているのが見えます。草地を横切ってその木の下まで行くと、赤い実は小さなサク
ランボで、未熟な淡紅色から完熟した黒紫色まで、その色合いはマチマチです。
丘陵から山地に自生するヤマザクラの仲間には4種ありますが、ここは岩手県南の丘陵地
ですから、多雪地に自生するオオヤマザクラは分布していません。
またヤマザクラは宮城県央の沿岸部あたりが北限となっていますから、ここに分布してい
るとは思えません。残るのはエドヒガンかカスミザクラということになり、エドヒガンの
葉は長楕円形で葉幅が狭いので、写真の葉とは違いますね。
よって写真はカスミザクラのサクランボということになります。
三枚とも2024.6.13撮影
カスミザクラは2017年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/e0924e867c1b92a691ce43f1c61739ff
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