資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

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リスケ後の対応

2010-12-18 | 資金繰り
おはようございます。
中小企業診断士の川原寿です。

先日ある中小企業の経営者からのご相談があり、

「元金返済の据置が来年3月に終了するので、
できれば当初の返済額の半分ぐらいは返した
いんだけどどうしたらいいでしょうか。」

と質問されました。

その質問に対する私の答えは

「確実に生み出せるキャッシュフローの範囲内で元金
返済を開始してください。」

でした。

多くの中小企業の経営者にとっては、金融機関さん
に悪いという気持ちが先行して、少しでも多く返そ
うとしてしまいますが、現実を直視した方が良い
と思います。

むしろ最低限の約束をしておいて、1年後、

「思ったより多くキャッシュフローが生み出せたので
その分を返します。」

とした方が絶対にプラスになるでしょう。

金融機関にしてはいけないのは「約束を破る」ことです。

約束は、控えめにしましょう。

誠意を持って対応すればきっとわかってくれるはずです。