Pon子の日記

信州で2016年春から田畑をしながら踊りや太鼓を習っている。仕事もやめて突っ走る無謀なアラサー人生

8月に読んだ本 

2014-09-06 | BOOKS・映画・音楽など

お盆休みにはここぞとばかり本を読んだ。国際情勢とは無関係の小説やノンフィクション、漫画やエッセイに飢えていたのだ。

その中でも、この作品は気に入ってしまった。

東北の農村で、誰にも見せるつもりのない絵を何十年と描き続けてきた一人の老画家がいた。その人の作品を、父のあとを継いで画廊を経営することになった女性(香魚子)が偶然目にするところから物語が展開していく。

青森のリンゴ畑の真ん中のアトリエで生まれた作品と、老画家(ケン)と、その人を慕う絵描き仲間(フク)の昔の物語が、現在の香魚子周辺の物語と同時進行で明らかになっていく。

本物のリンゴのように、ちょっぴり、甘酸っぱい。


最新の画像もっと見る