祖母がついに家のお風呂に入れなくなりました。
とうとう、きたか・・・。本人より私の方がショックを受けていましたが
「逆に、今までお家で入れていたのがすごいことですよ。こんなにしっかりした91歳は珍しいですよ。」
と、役場の福祉課の人に言われました。
今週からデイサービスのお風呂を利用させていただいています。
祖母が行っている間に、部屋の大掃除と布団干し、シーツ交換など一気に済ませられて楽です。
いつもは本人がご飯を食べているスキを見計らって、プロ並みの手際を発揮しないといけないので大変なんです。
祖母は昔から他人同士でおしゃべりしたり、世間話につきあうことを嫌っていたので、老人介護施設ではたして平気で過ごせるのかと心配でした。ところが・・・
「いや~!すごいいいお風呂だったに。立っていると上からお湯がかかって、ぜんぶ流してくれるし。」
大絶賛
「それって、シャワーのこと?」
「しゃわ~っていうの?」
「たぶん。」
「どこもかしこも暖かくて、広くてな~。うんと楽だった。」
気に入ったみたいでよかった。
昔は、私が保育園からパンツをビニール袋に入れて持ち帰ると、祖母が洗ってくれていました。
そうかと思ったら、あっという間に今度は私が祖母が着替えた服を洗ってあげる番になりました。
本人は十分生きたからそろそろ死にたいと言っていますが、もうちょっとこの世にいて欲しいところです。