
何か冴えない店構えだな。年配夫婦が小遣い稼ぎに「惰性」でやってるのかな・・・
JR戸塚駅(神奈川県横浜市)西口の商業施設「トツカーナ」1階にある回転寿司たくみ 戸塚店の前を通るたびにそう思い、ずっと入店をためらっていた。どうせ後悔するだけだ、と。
戸塚駅は、JR横浜駅から東海道線で大船方面に1つ目(*横須賀線で3つ目)。JR東口には、横浜市営地下鉄・戸塚駅もある。
戸塚駅西口では再開発工事が進められ、2010年4月に複合商業施設「トツカーナ」が開業した。元々この一帯にあった商店の多く(*一部?)が、このトツカーナ内で新店舗として再出発した。その中の1店が「たくみ」というわけだ。
1年ほど前に所用で戸塚駅近辺に行き、昼時になり、「さて、どこで飯を食おうかな」と思案した。「たくみ」の店内を覗いてみると、けっこう繁盛しているようだ。入り口に「基本は1皿126円(120円+消費税5%)」「一部に1皿252円(同)の皿もある」というようなことが書いてある。
*消費税が8%に上がるのに伴い、2014年4月から1皿それぞれ129円(消費税込)・258円(同)になる予定。
私の昼食外食の基本は「500円前後」だが、回転寿司は「例外」とし、「1000円前後」と勝手に決めている(*これが拡大解釈の限界か)。この料金で「旨いか否か」が問題なのだ。「3000円出して旨い」のは当たり前だ。
そんなことを考え、「ダメ元(もと)で入ってみるか」と踏ん切りがつき、入店してみた。
あら汁も「120円+消費税」なので注文。これが旨いので、まず驚いた。魚のあらは、プリプリしていて新鮮だ。味付けも良い。
次に寿司握り。レーン上を回転している寿司皿もあるが、注文もできる。まあ、当然だ。「腰越漁港(*江の島の隣)からの直送地魚」を売りにしている(*「全て」ではないだろうが)。
いくつかの寿司を食べてみる。ネタもシャリもやや小ぶりだが、何を食べても旨い。魚介類は新鮮で、とても1皿「120円+消費税」の回転寿司とは思えない。
*何回かに1回は「はずれ」の時もあるが。
寿司を握る職人さんも、フロアの女性店員も、みな反応が良く、気持ちいい応対をしてくれる。「年配夫婦が小遣い稼ぎに『惰性』でやってる」との予想は、裏切られた。
それ以来、所用で戸塚に行くたびに、「たくみ」で寿司を食うようになった。
写真は、ついこの前の昼時に行った時のものだ。左上から、あら汁・マグロ握り・サーモンの塩麹(こうじ)軍艦・サザエ握り・玉子握り。他に、鉄火巻とカンパチ握りも食べた。
*全て「120円+消費税」の皿
ここのマグロ(*鉄火巻も)は、けっこう脂がのっていて旨い。サザエの握りと玉子握りも結構いけるので、ほぼ毎回食べる。この日は食べなかったが、「赤貝のひも軍艦」や「赤エビ(?)の軍艦」も旨いので、よく食べる。
*「240円+消費税」の皿には、上うに軍艦や中トロ握りなどがある。旨そうだが、食べたことはない。
ああ、ダメだ。「あれもこれも」と食べていけば、予算オーバーしてしまう。せこく皿の数を数える。「今日はこの辺にしておこう」ということで、7皿で会計へ。882円(*消費税5%込み)。
8皿のこともあるが、それでも1000円ちょっと。客の年齢層は高く、平均65歳くらいか。まさに「昭和の回転寿司」といった感じだ。この店は、値段も考え合わせれば、私(わたくし)的にはとても評価が高い。もちろん、店内禁煙。
■この店は、2020年8月末に閉店した。
この記事をアップした後も、時おり訪問し、美味しい寿司を食べていただけに、とても残念だ。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、閉店する店が増加している。とても心配だ。(2020.9.2)
JR戸塚駅(神奈川県横浜市)西口の商業施設「トツカーナ」1階にある回転寿司たくみ 戸塚店の前を通るたびにそう思い、ずっと入店をためらっていた。どうせ後悔するだけだ、と。
戸塚駅は、JR横浜駅から東海道線で大船方面に1つ目(*横須賀線で3つ目)。JR東口には、横浜市営地下鉄・戸塚駅もある。
戸塚駅西口では再開発工事が進められ、2010年4月に複合商業施設「トツカーナ」が開業した。元々この一帯にあった商店の多く(*一部?)が、このトツカーナ内で新店舗として再出発した。その中の1店が「たくみ」というわけだ。
1年ほど前に所用で戸塚駅近辺に行き、昼時になり、「さて、どこで飯を食おうかな」と思案した。「たくみ」の店内を覗いてみると、けっこう繁盛しているようだ。入り口に「基本は1皿126円(120円+消費税5%)」「一部に1皿252円(同)の皿もある」というようなことが書いてある。
*消費税が8%に上がるのに伴い、2014年4月から1皿それぞれ129円(消費税込)・258円(同)になる予定。
私の昼食外食の基本は「500円前後」だが、回転寿司は「例外」とし、「1000円前後」と勝手に決めている(*これが拡大解釈の限界か)。この料金で「旨いか否か」が問題なのだ。「3000円出して旨い」のは当たり前だ。
そんなことを考え、「ダメ元(もと)で入ってみるか」と踏ん切りがつき、入店してみた。
あら汁も「120円+消費税」なので注文。これが旨いので、まず驚いた。魚のあらは、プリプリしていて新鮮だ。味付けも良い。
次に寿司握り。レーン上を回転している寿司皿もあるが、注文もできる。まあ、当然だ。「腰越漁港(*江の島の隣)からの直送地魚」を売りにしている(*「全て」ではないだろうが)。
いくつかの寿司を食べてみる。ネタもシャリもやや小ぶりだが、何を食べても旨い。魚介類は新鮮で、とても1皿「120円+消費税」の回転寿司とは思えない。
*何回かに1回は「はずれ」の時もあるが。
寿司を握る職人さんも、フロアの女性店員も、みな反応が良く、気持ちいい応対をしてくれる。「年配夫婦が小遣い稼ぎに『惰性』でやってる」との予想は、裏切られた。
それ以来、所用で戸塚に行くたびに、「たくみ」で寿司を食うようになった。
写真は、ついこの前の昼時に行った時のものだ。左上から、あら汁・マグロ握り・サーモンの塩麹(こうじ)軍艦・サザエ握り・玉子握り。他に、鉄火巻とカンパチ握りも食べた。
*全て「120円+消費税」の皿
ここのマグロ(*鉄火巻も)は、けっこう脂がのっていて旨い。サザエの握りと玉子握りも結構いけるので、ほぼ毎回食べる。この日は食べなかったが、「赤貝のひも軍艦」や「赤エビ(?)の軍艦」も旨いので、よく食べる。
*「240円+消費税」の皿には、上うに軍艦や中トロ握りなどがある。旨そうだが、食べたことはない。
ああ、ダメだ。「あれもこれも」と食べていけば、予算オーバーしてしまう。せこく皿の数を数える。「今日はこの辺にしておこう」ということで、7皿で会計へ。882円(*消費税5%込み)。
8皿のこともあるが、それでも1000円ちょっと。客の年齢層は高く、平均65歳くらいか。まさに「昭和の回転寿司」といった感じだ。この店は、値段も考え合わせれば、私(わたくし)的にはとても評価が高い。もちろん、店内禁煙。
■この店は、2020年8月末に閉店した。
この記事をアップした後も、時おり訪問し、美味しい寿司を食べていただけに、とても残念だ。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、閉店する店が増加している。とても心配だ。(2020.9.2)