娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

昔のアルバイト(運送屋、書籍倉庫、ビル掃除編)

2006年05月19日 23時06分04秒 | アルバイト
高校に入って、初めてのアルバイトが運送会社での荷物の仕分けでした。
それまで、アルバイトをしたことがなかったので生まれて初めての
事で、自分の労働力で賃金を稼ぐことにワクワクした覚えがあります。

しかし、3日位でやめてしまいました。
かなり昔のことなので、その理由ははっきり思い出せませんが
作業のスピードに追いつけなかったような気がします。

今のような自動仕分けシステムなどなかった時代で仕分け作業は
すべて人海戦術的に行われ、コンベアーに乗ってくる荷物を地域別の
大きなかごに入れる作業でした。

私の受け持ちは3,4カ所のようだった気がします。
受け持ちの住所が書かれた伝票を一瞬に読みとり、かごに入れていく簡単な作業
でしたが、そのスピードは他のベテランの作業員に合わされていて
初心者の私が、正確に出来るような作業ではありませんでした。

その内慣れるだろうと思っていましたが、3日間やっても他の人の足を引っ張るだけで
迷惑を掛け、結局その日、主任のような人にやめる事を言いました。

学校が終わってからの4時間くらいの作業で、3日分の給料を後日取りに行きました。
確か、6,7千円だったと思いますが。
それでも、自分で稼いだお金ということで満足してた覚えがあります。

前の運送屋のアルバイトをやめた時に、夏休みが始まろうとしていたので
この期間だけ出来る仕事を探していました。
ちょうど、家の近くに出版会社の倉庫があり、そこで書店に出荷する前の書籍を管理
するアルバイトを始めました。

この倉庫の大きさときたら、すごいものでテニスコートが楽に10面は取れるほどの
大きさでした(それ以上かな)。
その広い倉庫の端から端まで、大きな棚にあらゆる本が積み重ねられていて、あんな光景を見たのは初めてでした。

書籍管理と言っても、そこでの仕事は書店から注文を受けた本をひも、または紙で梱包し、更に箱つめし、書店別に仕分けする作業でした。
在庫期間が長く、本に埃がある場合はエアーで吹き飛ばし、カバーが汚れている時は
ウェスでふき取り、また、更にウェスでも汚れが落ちない場合はその本のカバーを
新しいのに交換し、本の上下の(紙の部分)変色している時はグラインダーで削り取る
事が主な作業でした。

そこではアルバイトのリーダーを含め、5人くらいのチームを組み、状況に応じて作業を
分担する事をしていました。

広い構内で、しかも重い本のため運ぶ手段はほとんどが電動フォークリフトで、この運転も教えてもらい、また休み時間になると興味ある本を次から次に読んでいました。
仕事のきつさも感じなく、アルバイト同士がとても仲良く、仕事が終わるとボーリングをしたり酒を飲みに行ったり、そして女の子も多く、とても楽しい職場でした。

さすがに本の倉庫とあって様々な本があり、1冊10万もする医学書や、法律関係、
機械工学、海外の本やコミック、さらには非常にエロい写真集や文庫本、等々本好きには
たまらない環境だったと思います。

そこでの給料は、2週間毎に払われ、1ヶ月半の夏休みの内、朝から夕方まで、日曜日を
除く毎日行っていましたので結構良かったと思います。

家に食費を少し入れ、残ったお金で夏休みが終わってもリッチに遊んだ記憶があります。

その次にやったアルバイトはビル掃除で、2カ所掛け持ちで土曜日と日曜日でした。
1カ所は、虎ノ門にある銀行のオフィス、もう1カ所は日本橋の中央郵便局で、
どのように職場を振り分けたかは忘れましたが、どちらも金融関係ということもあって
採用の際、オフィス内の物を盗まないことを書いた誓約書にサインさせられた事を
覚えています。

仕事内容は両方とも、似たようなもので、ポリッシャーで床の汚れを落とし、モップで
ふき取り、次にワックスをかけるというもので性に合わない仕事でした、

この掛け持ちバイトは3か月ほどでやめてしまいました。
仕事が面白くなく(当然と言えば当然)、知ってて選んだにもかかわらず時給が安く
清掃業自体が自分の適正に合わないと思い知らされました。

それでも印象的だったことは、中央郵便局の採用面接で郵便局内を案内され、導入されて間もない自動集配システムと言われる機械を見た時です。
日本で初めて導入されたというその機械は、広いフロアのすべてを占領し郵便物がレールの上に乗ってものすごいスピードで流され、自動で仕分けされる機械でした。

ほとんどが無人化され、数人のスタッフが監視しているだけどこかの工場かと見間違う
程でした。
最初にバイトした運送屋の仕分けとは比べ物なりません。
やはり民間と、バックが国である郵便局とは比べることが失礼と思うくらいの光景でした。


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