マーサの昔話

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『 Eddy Duchin Story 』

2012年01月31日 | Una pelicula favorita
 愛情物語

主演 タイロン・パワー(Eddy Duchin)
キム・ノヴァク(Marjorio Oelrichs)
ジェームズ・ホイットモア(Lou Sherwood)
ヴィクトリア・ショウ(Chiquita)
グローリア・ホールデン(Peter Duchin)
ラリー・キーティング(Leo Reisman)

スタッフ
監督 ジョージ・シドニー
脚色 サミュエル・A・テイラー
原作 レオ・カッチャー
製作 ジェリー・ウォルド
撮影 ハリー・ストラドリング
美術 ウォルター・ホルシャー
音楽監修 モリス・W・ストロフ
編集 Jack W. Ocilvie
ヴァイオラ・ローレンス
作曲 ジョージ・ダニング
音楽演奏 カルメン・キャヴァレロ
製作年 1955年
製作国 アメリカ


 ピアニストとして身をたてるべく、エディ・デューチン(タイロン・パワー)は有名な
セントラル・パーク・カジノのオーケストラの指揮者ライスマンを訪れた。 かつてデューチンが
パークシャの避暑地で演奏している時、ライスマンから賞賛されたからだ。 しかしいくら
ライスマンでもすぐ就職させるわけにはいかなかった。 当てがはずれてしょげかえった
デューチンは、ふとグランド・ピアノが目にとまり、淋しい気持ちでピアノを弾き出す。
 ところがその調べを聞き入る1人の令嬢、大資産家の姪マージョリイ・オルリックス
(キム・ノヴァク)が、事情を聞いて同情し、ライスマンに、オーケストラ演奏の合間に
デューチンのピアノ演奏を入れてくれるように頼んだ。 ライスマンは大切な客の彼女の申し
入れを2つ返事で承諾する。 このようなことからデューチンは楽壇に出ることができるように
なり、2人の間も発展する。 2人はやがて叔父夫婦の祝福を受けてめでたく結婚する。

         

 しかもデューチンの楽壇での地位は益々重くなり、愛児ピーターが生まれる。 デューチンの
喜びは大きかった。 クリスマスの夜、演奏が終えてマージョリイが入院している病院に
かけつけたデューチンは彼女が重態であることを知る。 彼女はデューチンが来て間もなく息を
ひきとる。 マージョリー亡き後の彼の落胆は悲惨だった。 彼は叔父夫婦にピーターをあずけ
バンドを率いて演奏旅行に出かける。 その間に第二次大戦が勃発し、デューチンは海軍に入り
亡妻を一時でもはやく忘れようと軍の演奏関係の仕事を一切断って、軍務に精励する。 やがて
終戦となり、ニューヨークに帰り、叔父夫婦の家を訪ねる。 ピーターは既に10歳になっていた。
 ところが長い間、面倒を見なかっただけにピーターは彼になついてこない。 その反対に
英国の戦災孤児の美しい娘チキタ(ヴィクトリア・ショウ)に非常になついていた。 しかし間も
なく、父子の愛情は音楽を通じて温かいものが流れるようになる。 デューチンは昔日の人気を
とり戻したが、それと同時にチキタに対して愛情を抱きはじめる。 ところがある日、
デューチンはピアノの演奏中左手がしびれる。 医者の診断を受けたところ白血病で余命
いくばくもないと宣告をうける。 デューチンはチキタとの結婚に悩んだが、しかし、チキタは
結婚を承諾する。 デューチンとピーターに対する深い彼女の愛情がそうさせたのだった。
 チキタとの結婚生活によってデューチンは幸福をとり戻す。 が死期は刻々と迫って来る。
 彼はピーターにそのことを打ち明ける。 2人はグランド・ピアノの前に坐り、ピアノを
合奏する。 そして死期のいよいよ近づいたことを知るデューチンは愛情と死の予想の苦しみに
堪えかねて自らの命を断った。





 この映画は、“ エディ・デューチンの激動の生涯 ”、つまり実話を映画化したものです。
 音楽とロマンスを描いた作品ですが、主人公が成功しながらも、美しい妻の突然の死に遭い
苦悩していく。 なじめない息子ピーターに対して、チキータの存在は大きかった。
 そして、ようやく幸せが訪れようとした矢先、今度は、主人公自身にも不幸が訪れるとは
何とも遣り切れない思いがする。 

 主人公エディを演じるのは、往年の2枚目俳優タイロン・パワーです。 タイロン・パワーを
映画で観るたびに、和歌山の先生を思い出します。 濃いお顔です。  
 かなり練習されたのか、それとも元々ピアノがお上手なのか知りませんが、ピアニストを
熱演していますね。 そして、彼を励ます妻のマージョリー役キム・ノヴァクの魅力的で
匂うような美しさ、上流階級のドレスも素敵に着こなして、大人の魅力で魅せてくれました。 
 この映画を見て、キム・ノヴァクのファンが増えたのは間違いないなあ。 本当に素敵だわ~
 ショパンの夜想曲「ノクターン」といい、本当に全てが美しい。 
 ピアノを通して、人の心を結びつけていく、そんな映画ですね。

 ラストの親子によるピアノの連弾シーンは何回見ても感動します。 


 











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