マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

『 Vertigo 』

2011年12月31日 | Una pelicula favorita

 めまい

主演 ジェームズ・スチュアート (John Scottie Ferguson)
キム・ノヴァク (Madeleine)
キム・ノヴァク (Judy)
バーバラ・ベル・ゲデス (Midge)
トム・ヘルモア (Gavin Elster)
ヘンリー・ジョーンズ (Coroner)

スタッフ
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚色 アレック・コッペル
サミュエル・A・テイラー
原作 ピエール・ボワロー
製作 アルフレッド・ヒッチコック
撮影 ロバート・バークス
美術 ハル・ペレイラ
ヘンリー・バムステッド
音楽 バーナード・ハーマン
編集 ジョージ・トマシーニ
衣裳デザイン エディス・ヘッド
題字/タイトル ソウル・バス
製作年 1958年
製作国 アメリカ
配給 パラマウント

 元刑事のジョン・ファーガスン(ジェームズ・スチュアート)は、屋上で犯人追跡中に同僚を
墜死させたことから、高所恐怖症にかかって今は退職していた。 商業画家の女友達、ミッジ
(バーバラ・ベル・ゲデス)の所だけが、彼の気の安まる場所だった。 そんなある日、昔の学校
友達ゲビン・エルスターから電話があって、彼はその妻の尾行を依頼された。 美しい妻の
マドレイヌ(キム・ノヴァク)が、時々、昔狂って自殺した曽祖母のことを口走っては、夢遊病者の
ように不可解な行動に出るというのだ。 しかも、彼女は、まだ自分にそんな曽祖母のあった
ことは、知らぬ筈だという。 翌日から、ジョンの尾行がはじまった。 マドレイヌの行動範囲は
サンフランシスコ一帯に及んだ。 ある時は曽祖母の埋められている墓地に、ある時は曽祖母が
昔住んでいたというホテルに、ある時は若かりし頃の曽祖母の画像の飾られている画廊に。
 しかも、ぼんやりと絵に見いる彼女の、手にもつ花束の型や髪型は画像の曽祖母と同じもの
なのだ。 そしてある日、彼女は海に身を投げた。 ジョンは彼女を救って、自宅につれかえり
介抱した。 そして、今はもう彼女を愛している自分を知った。 

       

 彼女は、自分の行動もよく覚えてはいなかった。 何事かを恐れるマドレイヌの心理を解き
ほぐすために、ジョンは彼女をよく夢に見るというサンフランシスコ南部のスペイン領時代の
古い教会にともなった。 しかし、突然彼に愛をうちあけながら彼女は、教会の高塔にかけ上り
めまいを起したジョンが階段にたちつくすうちに、身を投げて死んだ。 
 そのショックから、ジョンはサナトリウムに療養する身となった。 まだ自分をとりもどす
ことの出来ぬ彼は、街をさまよっているうちに、ふとジュデイ(キム・ノヴァク)というショップ・
ガールに会った。身なり化粧こそげびて俗だったとはいえ彼女の面ざしはマドレイヌに似ていた。
 ジョンは、いつか彼女の面倒をみてやる身となった。 彼は彼女にマドレイヌに似た化粧や身なりを教えた。 しかし彼女はそれをいやがった。 何故なら彼女こそは、妻を殺すためにジョンの高所恐怖症を利用したゲビンに使われ、ジョンをあざむいて顔かたちの似たマドレイヌに
なりすましていた女だったのだから。
 あの時、高塔の上には殺した妻を抱いたゲビンがいた。 そして、めまいを起こして高所に
上れぬジョンを証人につかって、かけ上ってきたジュデイとタイミングを合わせて妻の死体を
塔から投げ下ろし、自殺に見せるというトリックを使ったのだ。 サンフランシスコ一帯に
ジョンを引きまわし、彼と恋におちたマドレイヌとは、実はジュデイその人だったのだ。

             

 ある夜、死んだはずのマドレイヌのものだった首飾りをジュデイの胸にみつけたジョンは
彼女をあの教会の白亜の高塔につれていって詰問した。 総ては今やはっきりした。 
 しかし、今はジョンを愛するジュデイは、彼への愛を口走りながら、恐怖のために塔から足を
ふみ外して墜死した。




 全く雰囲気の違う女性、マドレイヌ役とジュディ役の二役を見事にこなしたキム・ノヴァク
この映画が彼女の出世作となりました。 それにしても色気ムンムン魅力的なキムさんです。

 30代の時に大人のキムさんにあこがれて、化粧法とか髪型とか真似したことがありましたが
所詮、白人には勝てないことが分かり、諦めましたが・・・

 若い人は、この緩やかなテンポに飽きて、最後まで見れない方が多いと思いますが、これが
オールディーズの良さなんですね。 今の3Dの走りのような映像もありますが、この時代では
すごく斬新な技術だったと思うのです。 さすが、ヒッチコック監督です。

 20代の頃、大毎地下劇場の会員(すみません。独り言)でしたので、アホほど?昔の映画ばかり
観に行った記憶があります。 ヒッチコックの作品は全編観ております。

 ヒッチコックの映画は、どこかに監督が登場するので、探すのも楽しみの一つでした。

      


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