マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

『 Heaven Can Wait 』

2009年06月26日 | Una pelicula favorita
                            

   天国から来たチャンピオン

 出演 ウォーレン・ベイティ(Joe Pendleton)
 ジュリー・クリスティ(Betty Logan)
 ジェームズ・メイソン(Mr. Jordan)
 ジャック・ウォーデン(Max Corkle)
 チャールズ・グローディン(Tony Abbott)

 スタッフ
 監督 バック・ヘンリー・ウォーレン・ベイティ
 製作 ウォーレン・ベイティ
 原作 ハリー・シーガル
 脚本 エレイン・メイ・ウォーレン・ベイティ
 撮影 ウィリアム・A・フレイカー
 音楽 デーヴ・グルー
 撮影 ウィリアム・A・フレイカー
 配給 パラマウント

 公開 1978年6月26日
 上映時間 101分
 製作国 アメリカ

 久々に、レンタルビデオで借りた“天国から来たチャンピオン”は高校生の時に
見た映画で、私の好きな映画の一つである。何故、この映画を好きなのか、、、、
私は宗教家でも、美輪明宏のファンでもないし、その種の番組は見た事がないのだが
小さい時から、reincarnation(輪廻転生)を信じているので、この映画を見た時は
すごい共感を得たものだ。

 前途有望な主人公のジョー・ペンドルトン(プロ・フットボール選手のQB)が
交通事故で即死するが、それは天使のミスによるものだった。困った天界は
彼の魂を殺されたばかりの若き実業家レオの中に送り込む。
 全く新しい人物となった彼は、再びフットボールの世界に乗り出すが……。

 「幽霊紐育を歩く」(41)をW・ビーティが脚本・製作も兼ねてリメイク。
 期限付きで異なる人生を送ることになった男をハートウォーミングに描いた
愛すべき作品。主人公の趣味という設定でもあるサックスのメロディ
(音楽はD・グルーシン)が切ない。
 主人公の親友でトレーナー役のジャック・ウォーデンの切なさ溢れる演技が
特に素晴らしかった。上の写真の中央にいるおじさん(グレーのブレザー着用)。

 私は、このシナリオも、演技豊かな俳優人も、美しい映像も、音楽も全てが好きだが
中でも 後半から最後にかけてのシーンが、何回見ても、感動させられる。

 そのシ-ンを要約すると、次のようになる。

 「もし君が、次に恋をするとしたら、きっと彼はクウォーター・バックだ・・・・・
 静かに別れた後、豪邸に銃声がこだまする。実業家レオへの2回目の暗殺。
  主人のいなくなったレオ邸、刑事が来て、関係者に聞き取り調査を
行ってる横に、魂の存在となったジョ-と天使長ジョーダンもいる。

 テレビではスーパーボウルを放送しているが、誰も気にしてはいない。
 その場に入れないトレーナーだけがそのテレビを見ていると、ラムズのトム
(クウォーター・バック)が試合の最中、負傷し、タンカでフィールドの外に
運ばれて行く。アナウンサーの声も心配そう。

 お互いに顔を見合わせるジョ-と天使長ジョーダン。 ぴくりとも動かない
そのクウォーター・バック。 心配する場内の総ての人々‥‥が次の瞬間、何事も
なかったかのように起き上がりフィールドにもどっていくクウォーター・バック。
 どよめくグランド‥‥。 それを観ていたベティは、なにかを感じ取ってグランドに
タクシーをとばす‥‥。

             

 一方、古井戸でレオの死体が発見され、ジュリア(レオの妻)とトニー
(秘書であり、妻の愛人)は逮捕されていた。
 ラムズは見事勝利をおさめ、ジョーはジョーダンから、今後トムとして生きて
いくことを言い渡される。

 スタジオにやってきたベティが、選手が通る通路で、トムと鉢合わせになり
初体面なのに、一目で気持を奪われた。
 その時、急に停電になり、トムがベティに言うセリフが「何も恐れることはない。
 この言葉は、レオの口癖だった。その時、照明が付く。
 ハッと何かを感じたベティは「あなた、クウォーターバック?」うなずくトム。

 2人は見つめ合い、別れがたい思いにかられる。
 今はトムであるジョーに誘われて、ベティは肩を並べてスタジオを出てゆくのであった。



 古さを感じさせないこの映画、本当にいいですね~。
 ウォーレン・ベイティの中では最高傑作だと思います。
 ファンタジックなシチュエーションですが、しっかり出来ている。
 殺人とかもあるけど、どこかコケティッシュにつくられていて、そこに暗さはない。
 とにかく前向きに、そしていつも走っているウォーレン・ベイティがとっても素敵でした。








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