マーサの昔話

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『 Romeo and Juliet 』

2009年08月31日 | Una pelicula favorita
               

 ロミオとジュリエット(1968)

出演 レナード・ホワイティング (Romeo)
オリヴィア・ハッセー (Juliet)
マイケル・ヨーク (Tybalt)
ブルース・ロビンソン (Benvolio)
Paul Hardwick (Lord Capulet)
ナターシャ・パリー (Lady Capulet)
ロベルト・ビサッコ (Count Paris)
パット・ヘイウッド (The Nurse)
ミロ・オシー (Friar Laurence)
Antonio Pierfederici (Lord Montague)
Esmeralda Ruspoli (Lady Montague)
ロバート・スティーブンス (The Prince of Verona)
ジョン・マッケナリー (Mercutio)
Keith Skinner (Balthazar)
Aldo Miranda (Friar John)
リチャード・ワーウィック (Gregory)

スタッフ
監督 フランコ・ゼフィレッリ
製作 アンソニー・ハヴェロック・アラン
ジョン・ブラボーン
原作戯曲 ウィリアム・シェークスピア
脚本 フランコ・ブルザーティ
フランコ・ゼフィレッリ
台詞 マーガレット・アンダーソン
撮影 パスカリーノ・デ・サンティス
音楽 ニーノ・ロータ

 十五世紀中頃、春まだ浅きベロナの町。二大名門として知られるモンタギュー家と
キャピュレット家は、家長はもとより下男にいたるまで仇敵視しあう仲で血で血を
洗う争いが絶えなかった。ある夜モンタギュー家の一人息子ロミオはキャピュレット家の
夜会にまぎれ込んだ。そこで一人の若く美しい娘にすっかり魅了されてしまった。
 



 だがその令嬢がキャピュレット家の一人娘ジュリエットだと知ったとき、“この
命は、もう敵からの借財になった"と嘆くのだった。一方、ジュリエットとて同じ
こと、“たったひとつの愛が、たったひとつの憎しみから生まれるなんて!"と
この恋の誕生を悲しむのだった。宴のあと、去りかねたロミオは恋の手びきで月光の
庭園をさまよった。

 するとバルコニーにジュリエットが現われ、二人は恋を告白結婚を誓いあった。
 翌日二人はロレンス神父の手により結婚式をあげたが、その帰り道、キャピュレット家の
ティボルトとモンタギューのマキューシオが争っているのに出会った。ロミオの
止めるのも聞かず二人は剣をぬき、ティボルトはマキューシオを刺殺してしまった。
ロミオは逆上しティボルトを刺した。

 ベロナの町に再び血が流れ、ロミオは追放の身となった。だが発つ前に
ジュリエットの乳母や神父のはからいで二人は会うことを許され、結ばれたのである。

 ちょうどその頃、キャピュレット家ではジュリエットと、領主の遠戚である
パリス伯爵との婚約を進めており、ジュリエットの、意向も聞かず結婚の日取り
まで決めてしまった。

 ジュリエットはロレンス神父のところへ相談に行った。すると神父は四十二時間
仮死状態が続くという薬をあたえ飲むようにといった。そして墓地に運ばれたら
ロミオが助けにいく--という手はずをととのえた。計画は予定通り運んだ。 

 だが、ことの次第を記した手紙を待ったロレンス神父の使者とロミオが行き違って
しまった。ジュリエットは本当に死んでしまった、と思ったロミオ。

           

 彼は墓所のジュリエットの傍で毒をあおってしまったのである。
 やがて仮死状態からさめたジュリエットは倒れているロミオを見て驚き、まだ
あたたかい唇に接吻してから、ロミオの短剣で自らの胸を刺した。
 折り重なって死んでいったベロナの若い恋人たち。
 二人のなきがらを前に、両家は長かった争いの愚かさに気づくのだった。



 私が子供の頃、初めて映画館で見た思い出の映画。当時、かなり刺激が強かった
のですが、感激の涙をどれだけ流したことか、、、以降、何回か見ましたが
鑑賞した年代に応じて、最初に感じた新鮮な感動も少なくなってきました。
 
 キャスト、スタッフ、音楽、衣装、全て完璧な出来映えだと思います。
 オリヴィア・ハッセーのジュリエット、レナード・ホワイティングのロミオには
若いことの美しさと素晴らしさを感じます。二人が初めて出会うキャピレット家の
宴会のシーンも心に残りました。 若い男性歌手が歌うニーノ・ロータのテーマ曲
“若さとは何か”の甘美なメロディー。オペラなどの演出も手がけてきたフランコ
ゼッフィレッリ監督はさすがです。美少女オリビア=ハッセーの可憐なジュリエット。
 
 オリビアの可愛さ、何度見ても飽きが来ない作品でした。そして何度か鑑賞
しているうちに、自然と英会話を覚えていたり、リスニング力が知らない間に
ついていました。恋愛という人類のテーマを、古典にして普遍的なる象徴として
作られた映画ですね。 このジュリエットを見ずに、映画史上での 「ロミオと
ジュリエット」は 語れないと思いました。この映画を見てから、私は腰まで髪を
伸ばし、ルビーの十字架とパールの入ったブレスレッドを身につけたものです。


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