マーサの昔話

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東電対応に困惑広がる 輪番停電

2011年03月13日 | Diary

 東北地方にM8.0の巨大地震が起こり、原子炉建屋の壁の一部と屋根が破壊された。 
 原子炉には海水が注入されたが、これは原子炉内の燃料棒が溶けたり、放射性物質を
放出したりしないようにするための措置だ。

 福島第一原子力発電所では、地震の影響で1号機と3号機の冷却機能が働かなくなった。
 1号機では3月12日(土)に爆発事故が起こり、原子炉建屋の壁の一部と屋根が破壊された。
原子炉には海水が注入されたが、これは原子炉内の燃料棒が溶けたり、放射性物質を放出したり
しないようにするための措置だ。 1号機の周辺でセシウム‐137とヨウ素‐131が
検出されたことを公表した。 これは燃料棒が損傷した可能性を示している。

 これは典型的な沸騰水型原子炉の略図だ。爆発事故のあった原子炉もこの沸騰水型である。
 この型の原子炉では、水を蒸気に変え、その蒸気でタービンを回して発電している。

 爆発事故の原因には、水素が可能性の一つとして挙げられている。 原子炉を冷却しようと
した際、水素が原子炉から漏れ出た可能性はある。 蒸気が燃料棒を包む金属製の被覆管と
反応して水素が発生した可能性がある。

 原子炉格納容器は鋼鉄とコンクリートでできている。 炉心溶融が起きた場合、放射性物質が
どれだけ外部に放出されることになるかは未知数だ。 夜の時点では、1号機の格納容器には
損傷がないと公表されている。

 圧力抑制プールは環状のタンクである。 このタンクに半分ほど入った水は、原子炉内の圧力を
低下させる役割を果たしている。 原子炉の圧力を急速に減じたことが、爆発事故の原因と
なった可能性もある。

 13日に、3号機の冷却機能が働かなくなったことが公表され、当局者は放射性物質を含む蒸気を
外気に放出せざるをえなくなった。 

 (産経新聞) 第1グループ急遽中止 

 記者会見で陳謝する、東京電力の清水正孝社長(左から2人目)=13日、東京・内幸町
 「いい加減にしてほしい」-。午前6時20分から予定していた輪番停電を急遽、実施直前に
なって「電力に余裕がある」という理由で取り止めとした東京電力の対応に、対象地域とされて
いた地域の住民からは、困惑の声が広がった。

 政府の情報発信、行き当たりばったりで混迷の極み

 東京電力は13日夜、東日本大震災に伴う電力不足に対応するため、地域ごとに計画的に
電力供給を停止する「輪番停電」を14日午前6時20分から実施すると発表していた。
 同日は1都8県の各市町村を5つのグループに分け、午前6時20分~午後10時までの間に
順番に3時間程度実施する予定だった。

 しかし、そもそも発表時刻が遅かった上、ホームページ上に掲載していた対象地域に誤りがある
など、情報は錯綜。 東京都練馬区など各自治体には14日未明から問い合わせや苦情が
相次いでいた。 さらに、東電は実施直前になって突如、第1グループ(14日午前6時20分
開始予定)についての「見送り」を発表。 対象地域の住民らにはさらに困惑が広がった。

 当初対象地域とされていた東京都武蔵野市の20代女性は「昨夜(13日夜)、市の広報車が
輪番停電についてアナウンスしていたのに…」と混乱した様子。 「朝(14日)から市の広報が
辺りをスピーカーを鳴らして走り回っているけど、何を言っているのか聞き取れない」と話す。
 「いったいどうなっているのか、家族も憤っている。 結果的にはよかったのかもしれないが
心構えをしていたので拍子抜けした。 二転三転ぶりには、怒りを通り越して、呆れてしまう」
と語った。