(時事通信) 東京消防庁に派遣要請―電源復旧作業急ぐ・福島原発
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、経済産業省
原子力安全・保安院は18日、水の蒸発が続く3号機使用済み核燃料プールへの給水作業に
東京消防庁のハイパーレスキュー隊が派遣されることを明らかにした。
枝野幸男官房長官は同日午前の会見で、「午前中は電力を引く作業に集中する」とした上で
3号機だけでなく1号機への放水も検討していることを明らかにした。
一方、東電は同原発の電源復旧作業を継続。建屋の損傷が少ない2号機を手始めに
東北電力からの送電線を引き込み、19日を目標に原子炉や燃料プールの冷却機能の回復を図る。
防衛省も復旧作業優先のため、18日はヘリによる放水はせず、午後に地上から放水する予定。
東京消防庁によると、派遣隊は放射能防護服などを備えた139人。 毎分5トンを放水できる
大型化学車や約2キロ先から送水可能な「スーパーポンパー」、NBC(核・生物・化学)災害で
ガス状物質を分析する特殊災害対策車など30台が18日未明、東京を出発し、同原発に向かった。
3号機プールは、水の蒸発で燃料棒が損傷。大量の放射性物質放出の恐れがある危険な状態に
ある。 17日午前には、陸上自衛隊の大型ヘリ2機が3号機に向け4回水を投下。
同日夜には、警視庁と自衛隊が地上から放水した。防衛省によると、同日の作業に関わった
自衛官約30人は健康状態に問題ないという。
17日の放水後、同原発の敷地境界の放射線量は微減にとどまったが、保安院は「劇的に
減らないからといって、効果がなかったことにはならない」としている。
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、経済産業省
原子力安全・保安院は18日、水の蒸発が続く3号機使用済み核燃料プールへの給水作業に
東京消防庁のハイパーレスキュー隊が派遣されることを明らかにした。
枝野幸男官房長官は同日午前の会見で、「午前中は電力を引く作業に集中する」とした上で
3号機だけでなく1号機への放水も検討していることを明らかにした。
一方、東電は同原発の電源復旧作業を継続。建屋の損傷が少ない2号機を手始めに
東北電力からの送電線を引き込み、19日を目標に原子炉や燃料プールの冷却機能の回復を図る。
防衛省も復旧作業優先のため、18日はヘリによる放水はせず、午後に地上から放水する予定。
東京消防庁によると、派遣隊は放射能防護服などを備えた139人。 毎分5トンを放水できる
大型化学車や約2キロ先から送水可能な「スーパーポンパー」、NBC(核・生物・化学)災害で
ガス状物質を分析する特殊災害対策車など30台が18日未明、東京を出発し、同原発に向かった。
3号機プールは、水の蒸発で燃料棒が損傷。大量の放射性物質放出の恐れがある危険な状態に
ある。 17日午前には、陸上自衛隊の大型ヘリ2機が3号機に向け4回水を投下。
同日夜には、警視庁と自衛隊が地上から放水した。防衛省によると、同日の作業に関わった
自衛官約30人は健康状態に問題ないという。
17日の放水後、同原発の敷地境界の放射線量は微減にとどまったが、保安院は「劇的に
減らないからといって、効果がなかったことにはならない」としている。