マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

福島原発2号機冷却装置への通電

2011年03月20日 | Diary

(東京ロイター) 

 東京電力<9501.T>は20日午前の記者会見で、福島第1原子力発電所2号機の冷却装置への
通電は21日以降になるとの見通しを示した。 一方、4号機についてはケーブル敷設を
21日か22日に完了することが目標とした。

 同社担当者は同日午後4時過ぎの会見で、「速報ベースだが午後3時46分に2号機の
パワーセンターが受電したとの報告を受けた」と語った。

 東電は福島第1原発の冷却装置を動かすため電源復旧作業を進めている。 19日に2号機への
ケーブルの敷設を終え、現在、通電に向け機器などの点検作業を行っている。 20日夕方までに
中央制御室に通電することを目標とし、中央制御室に通電できれば、各種機器や電気系統の状況に
ついて確認作業が可能になるという。 その後、原子炉や使用済み燃料プールの冷却に向けた
具体的な方法を決める。 冷却装置への通電について同社担当者は「今日中は難しそう」と
説明した。

 4号機へのケーブル敷設作業は、付近の放射線量が高いためルート変更を検討中で、敷設完了は
21日か22日になる見通し。

 5、6号機については20日夕方までに外部電源の送電線をバイパスする工事を終える予定
だが、両号機とも19日に非常用ディーゼル発電機を通じて残留熱除去系ポンプを機動し
使用済み燃料プールの冷却を開始している。 これにより5号機の使用済み燃料プールの水温は
20日午前7時時点で37.1度(19日午前6時時点で68.6度)に、6号機は同41度
(19日午後11時時点で67.5度)まで低下した。

 福島第1原発では、1号機と2号機、3号機と4号機、5号機と6号機の建屋がそれぞれ
隣接し、電源をつなげることができる。電源が復旧したあとで、モーター、ポンプ、配管といった
冷却装置の動作確認を行い、原子炉や使用済み燃料プールの冷却作業に入る。

 一方、福島第1原発では自衛隊や米軍などによる放水作業が行われてきたが、19日午後2時
10分頃からは東京消防庁のハイパーレスキューが3号機への放水作業を開始し、20日午前3時
40分頃に終了した。 東電によると原発敷地内の放射線量は同作業後に低下した。 
 1、2号機に近い事務本館北側地点で測定された放射線量は、19日午後2時時点で毎時
3443マイクロシーベルトだったが、20日午前3時40分頃には2758マイクロシーベルト
に下がった。

 一連の作業で100ミリシーベルトを超える被ばくをした東電の社員は20日午前時点で
7人となっている。