素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

冷静にならないと見えて来なかった

2017年05月28日 12時44分07秒 | 日記
今週の巨人アニメ見てて思ったんですが。

連載時はここではまだマーレの存在が明らかになってなかったから全体図が良く理解できていなかったけど。
ベルトルトの「気の毒だと思ったよ」って言葉。

アニメで見ると漸く浸透してきた感じ。

私、世界の謎の方に興味惹かれて、連載時ではこの言葉の意味を噛み締めることができてなかったんですよね。

マーレだとエルディア人は悪魔の民族で、本来なら根絶やしにされて然るべきだけど、お情けで生かしてもらってる、って洗脳教育が在マーレエルディア人全員に施されていてそれが共通認識になってて。
だからエレンたちパラディ島のエルディア人を「殺されて当然のやつら」と思っているから、自分のせいで死ぬ羽目になった人間の親族の血を吐くような告白を前にしても。

「そりゃあ気の毒だったね」と他人事。罪悪感などまるで覚えない。

そういう人間の恐ろしさがこの言葉に出てますよねぇ。今思うと、ですが。
(読解力あって、世界の謎という美味しい部分に惑わされない人は、この時点でもそれを感じていたのでしょうけど)

ベルトルト自身は別に性格破綻者じゃ無いはず。
自分の好きな女の子(アニ)を気遣う優しさもあったし。
自分の意思を通すために、絶対勝てないほど実力差がある相手にタイマンを挑む度胸だってある。
(確か一回、ジークと戦ってましたよね。アニ絡みの案件で)
(結果は負けてたけど。確か)

それが教育一つで、眉一つ動かさずに大量殺人をやってのける悪鬼に変貌してしまう。
このあたりがイイというか、ホント好き。