素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

仲が良かったからこそ、許せないんでしょうねぇ。

2015年06月16日 21時21分13秒 | 日記
今週の暗殺教室ですけどさ。

カルマ君の怒り。

渚君の言動に、かつての自分に似たものを感じたんでしょうね。
カルマ君さぁ、渚君に友情を感じてたはずだから。

なお腹が立つんでしょうな。

カルマ君たちの言ってることは至極真っ当。

3学期の間に殺せんせーを救う方法を見つけるなんて絶対不可能。
いくら頑張って学力つけたって言っても、中学生だもんな。

作中の科学の最先端の結果ああなってしまった殺せんせーを救う方法を見つけることなんてできるはずが。
まさに「絵に描いた餅」なんだよな。

で、そんな絵に描いた餅みたいな話を、クラスで一番暗殺の実力がある渚君が言うとは。

かつて「自分は努力なんてしなくったって余裕で一番が取れる」と、他人を舐め切っていた自分と重なるんでしょう。

「小動物のメスの分際で人間様に逆らうの?」

わざわざこんな、渚君を最大限に怒らせようという意図みえみえの台詞まで吐いて。
それぐらい渚君が好きで、信頼してたから、なお許せないんでしょうね。

よくいったもんだよ。
可愛さ余って憎さ百倍って。

「最も憎んだのは、最も愛した人だった」とかも言いますね。

それまで信頼し、友情を感じていたからこそ。
その人が絶対許せない行動をとったときの憎悪がひとしおなんでしょう。

で。

怒りの台詞を吐いた後、渚君を小突き回していたら。

飛びつき三角締め。

てめぇ、やっぱり暗殺の天才じゃねぇか。
それなのに、あんなことを。

カルマ君の怒りの増幅がさ、手に取るように分かりますね。
飛びつき三角締めで首を絞められて、苦しいから怒ってるんじゃないんだよ。
その実力で、絵に描いた餅みたいな、甘えた台詞を吐いたから怒ってるんだよな。

メッチャキレてるカルマ君。

だけど。

逆に言うとさ、ものすごく友情に厚い子なんだろうな。

将来の夢は官僚でしたっけ?

上手く愛国官僚の仲間になってくれれば、国のために存分に働いてくれそうですな。

まぁそれは兎も角。

この局面で、マッカーサールックで登場した殺せんせー。
ナイスタイミング。

彼らの友情が決定的に壊れる寸前に、よくやって来てくれた。

ここはさ。
殺せんせーの言うとおり、何らかの方法でクラスの総意をまとめないとさ。

でないと、一番望ましくない結果に行ってしまうだろうから。

実に素晴らしい先生ぶり。

だけど。

読者の予想としては、殺せんせーは元殺し屋。
人を殺してお金を稼いでいた人だったわけで。

……多分、暗殺しよう派が勝つよね。
でないとさ、今はどうあれ、かつて人を殺しまくっていた人が許されて生き続けるのはさ。

良くないよね。
仕事人だって、ろくな最期迎えてない人結構居るしね。念仏の鉄しかり。鍛冶屋の政しかり。
こういうのが相応しい最期なんではないかと思いますわ。

仮面ライダー555でもさ。
憎かった、憎むだけの理由があったとはいえ、かつて一般人に手をかけてしまった木場勇治も、最終決戦のアークオルフェノク戦で命を落としましたしの。