素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

大きく話が動きましたな。

2015年06月29日 21時19分13秒 | 日記
今週のアルスラーン戦記ですが。

とうとう言っちゃったねぇ。

アルスラーンはアンドラゴラスの実子じゃあないんですわ。
まぁ、色々フラグありましたけどな。

子供時代、王子なのに市井で暮らしていたとか。
今週、王宮に呼ばれるまで自分が王子だと知らなかったとか。

何でそんなことになったのかはちょっとよく覚えて無いです。

まぁ、語られないはず無いから、そのうち出てくるとは思いますが。

銀仮面卿の剣を受けて、瀕死のバフマンが「その方を殺してはならん。殺せばパルス王家の正統な血筋が絶えてしまう!」と言ってましたが。
その通りなんですよね。

アンドラゴラスを除けば、パルス王家の血を引いた人間、彼しか居ないのよ。

でもさ、外患誘致した男だからな。
血筋は王でも、王の資格、無いわ。


じゃあパルス王家断絶?
アンドラゴラスは囚われの身だから、いつ殺されるか分からんし。

残念ながらそうなんですけどさ。

パルスって国の成立過程を見た場合、国体だけは引き継がれるナイスイベントが後々あるんですよね。

国体とは何か?

それは「そこを変えてしまえばもうその国はその国では無い!」ってもののことで。

アメリカだと議会制民主主義、日本だと天皇を君主とする立憲君主制ですね。

アメリカが突如王政独裁国家になったら、もうそれはアメリカでは無いでしょ?
そういうもののこと。

我慢できないので書いちゃいます。
(以下ネタバレ)

パルスって国は、建国前に最初、聖賢王ジャムシードって王様が開いた国がそこにあったんですが、突如、両肩に蛇を生やした怪物の王・蛇王ザッハークに滅ぼされ、その後ずいぶん長い間(千年くらい)暗黒時代が続き。
そこで立ち上がったのが後にパルスを建国する英雄王カイ・ホスロー。

彼は毎日成人男子二人分の脳を食する蛇王を、料理人を抱きこむことで毎日1人ずつ助け(足りない分は羊の脳を混ぜて誤魔化した)
1年後にその助け続けてきた成人男子365人の兵隊とともに、太陽の欠片を鍛えた宝剣ルクナバードを掲げて戦い、蛇王に勝利し、今のパルスを建国したわけです。

アルスラーンはその宝剣を求めるんですね。

だから、王家の血筋は途絶えても、国体だけは守られる。

といっても、ただ得るだけじゃダメなのよね。
英雄王カイ・ホスローに直接「与えられ」ないと。

このシーンがとてもかっこよくてねぇ。

ルクナバードは蛇王が封印されたとされる山に埋められてるんですが。
その山の前で彼は言うわけですよ。

「英雄王よ。私にルクナバードを与えて欲しい」と

「私がパルスの王に相応しくないと言うのであれば、私を雷で撃ち、私の命を奪うがいい」と。

嵐の中でね、叫ぶんですわ。
そして得るんです。宝剣を。

ここは絶対アニメでもやるはずだから。
やらないとアルスラーンの王位の正統性が無くなるからね。
建国王に後継者として相応しいと認められたんだから、そりゃ立派な王様でしょう。
例え血の繋がりは無くても。

原作者さぁ。
アカの分際で、何でこういうことだけは分かるんかね。
(そこだけはホント感心するわ)