ドラクエ7で、有名な超民度の低い村をクリアするまで進んだのですが。
ちょっと、思うことが。
説明しますとですね。
魔物に狙われている村があって。
そこで、魔物を倒すために立ち上がった4人が居たわけですよ。
村の神父さんと、木こり夫婦と、あともう一人。
でも、魔物がとても強くて。
全員返り討ちにされてしまうんですが。
最後まで生き残った神父さんとですね。
魔物は気まぐれで取引するんですわ。
お前の姿を自分の姿と取り替える。
で、そのまんまで村に戻れ。
お前が村人に殺されないうちは、村を襲うのは止してやろう。
で、化け物の姿で村に戻った神父さんは、村人に袋叩きにされて殺されそうになるんですけど。
……戦死した木こり夫婦の息子だけは、何だか変だ。この化け物、本当は化け物じゃないんじゃないか?と疑念を持つんですけどね。多勢に無勢。意味がないわけですよ。
でも、命を奪われる寸前に、その取引を持ちかけた魔物を主人公たちが倒したせいで、元の姿に戻り、殺されずに済むのです。
その後神父さんは自分を殺そうとした村人を許しますが、自分が村に居ては村人たちが罪の意識で苦しむだろうと村を去ります。
残された村人は、自分たちの罪を忘れてはいけないと、反省の意味を込めて
「自分たちはかつて、村を守ろうと化け物の姿になった神父さんを、見た目に騙されて殺そうとしました。私たちは未来永劫、この罪を忘れてはいけません」
ってな文字が刻まれた石碑を作るんですわ。
これが過去の話。
ドラクエ7は過去と現在を行き来することで話が進んでいく作品でして。
で、現在のその村に行ってみるとですね。
石碑の文面が変わっていて。
「自分たちはかつて、村を守ろうと化け物の姿になった神父さんの正体を見抜き、受け入れましたが、旅の4人組がやってきて神父さんを『魔物だ』と殺そうとしました。そこで自分たちは神父さんを守るために戦い抜き、その4人の旅人を、その正体は魔物の手先だったのですが、見事撃退しました」
ってなってる。(太字になってる部分だけ、何故か石碑の質感が違っているというステキ仕様)
で、木こりの家の子孫だけが「あの石碑に書いていることは嘘っぱちだ、真実はこうだ、と、本当のことを言ってるんですけど。
ほら吹き呼ばわり。
で、村のガラクタ置き場で挿げ替えられた本当の石碑が見つかる。
見つけたのは村の子供たち。
「知らなかった」「本当はこうだったんだ」「みんなに広めなきゃ」
で、真実の話を持って散っていく子供たちを尻目に主人公、証拠を持って村の村長を訪ねたら。
村長、棍棒で本当の石碑を粉々に打ち砕く。
「これで証拠はもうどこにもありません!この村は神父さんを守った偉大な村なのです!」
そして真実を広めに行った子供たちも、「出鱈目を言うな」「そんな嘘を吐く子はオヤツ抜きだ」と大人たちにこっぴどく叱られている有様で。
私、思ったですよ。
ああ、彼ら、罪を背負って地獄の底で生きていくことができなかったんだな、と。
真実を持って散っていった子供たちもさ、過去にそういう罪を犯した村人が、自分たちと地続きだということを分かって無いからそんなことが言えるんじゃないのかね。と。
大人になってそのことに気づいたら、村長と同じ人間に案外、なってしまってるんじゃないのかねと。
思ったね。
木こりの家は多分、真実を語り続けるだろうけどさ。
彼らの家は、罪を犯さなかった家だからね。
ちょっと、思うことが。
説明しますとですね。
魔物に狙われている村があって。
そこで、魔物を倒すために立ち上がった4人が居たわけですよ。
村の神父さんと、木こり夫婦と、あともう一人。
でも、魔物がとても強くて。
全員返り討ちにされてしまうんですが。
最後まで生き残った神父さんとですね。
魔物は気まぐれで取引するんですわ。
お前の姿を自分の姿と取り替える。
で、そのまんまで村に戻れ。
お前が村人に殺されないうちは、村を襲うのは止してやろう。
で、化け物の姿で村に戻った神父さんは、村人に袋叩きにされて殺されそうになるんですけど。
……戦死した木こり夫婦の息子だけは、何だか変だ。この化け物、本当は化け物じゃないんじゃないか?と疑念を持つんですけどね。多勢に無勢。意味がないわけですよ。
でも、命を奪われる寸前に、その取引を持ちかけた魔物を主人公たちが倒したせいで、元の姿に戻り、殺されずに済むのです。
その後神父さんは自分を殺そうとした村人を許しますが、自分が村に居ては村人たちが罪の意識で苦しむだろうと村を去ります。
残された村人は、自分たちの罪を忘れてはいけないと、反省の意味を込めて
「自分たちはかつて、村を守ろうと化け物の姿になった神父さんを、見た目に騙されて殺そうとしました。私たちは未来永劫、この罪を忘れてはいけません」
ってな文字が刻まれた石碑を作るんですわ。
これが過去の話。
ドラクエ7は過去と現在を行き来することで話が進んでいく作品でして。
で、現在のその村に行ってみるとですね。
石碑の文面が変わっていて。
「自分たちはかつて、村を守ろうと化け物の姿になった神父さんの正体を見抜き、受け入れましたが、旅の4人組がやってきて神父さんを『魔物だ』と殺そうとしました。そこで自分たちは神父さんを守るために戦い抜き、その4人の旅人を、その正体は魔物の手先だったのですが、見事撃退しました」
ってなってる。(太字になってる部分だけ、何故か石碑の質感が違っているというステキ仕様)
で、木こりの家の子孫だけが「あの石碑に書いていることは嘘っぱちだ、真実はこうだ、と、本当のことを言ってるんですけど。
ほら吹き呼ばわり。
で、村のガラクタ置き場で挿げ替えられた本当の石碑が見つかる。
見つけたのは村の子供たち。
「知らなかった」「本当はこうだったんだ」「みんなに広めなきゃ」
で、真実の話を持って散っていく子供たちを尻目に主人公、証拠を持って村の村長を訪ねたら。
村長、棍棒で本当の石碑を粉々に打ち砕く。
「これで証拠はもうどこにもありません!この村は神父さんを守った偉大な村なのです!」
そして真実を広めに行った子供たちも、「出鱈目を言うな」「そんな嘘を吐く子はオヤツ抜きだ」と大人たちにこっぴどく叱られている有様で。
私、思ったですよ。
ああ、彼ら、罪を背負って地獄の底で生きていくことができなかったんだな、と。
真実を持って散っていった子供たちもさ、過去にそういう罪を犯した村人が、自分たちと地続きだということを分かって無いからそんなことが言えるんじゃないのかね。と。
大人になってそのことに気づいたら、村長と同じ人間に案外、なってしまってるんじゃないのかねと。
思ったね。
木こりの家は多分、真実を語り続けるだろうけどさ。
彼らの家は、罪を犯さなかった家だからね。