キッド ザ ダイナマイト！

僕ら５０歳世代で「キッド」というと、山本徳郁よりも断然ダイナマイト.キッドなんです！

身長175センチ位しかありませんがタイガーマスクとの名勝負を卒業後、ヘビー級に転向してスタンハンセンらを相手に迫力あるファイトを毎回してました。

心も体も指で触ると切れるくらいにパキパキでして、毎回来日する度に大きくなる体に「人間て鍛えたらあそこまでなるのかー」と思ったもんです。

なにやら一時期は馬用のステロイドまで使用してたそうな。

しかし身体壊してからの身体の衰えも早くて、数年ぶりに来日した時のあまりの痩せ細った身体に「一線超えてやり過ぎるとここまで反動が来るのかー」とも思ったもんです。

イメージを大事にしてか、この数年はあまりメデイアにも出ませんでしたが、昨日60歳で亡くなりました。

「太く、短く」をあれだけ体現したアスリートですから60歳は決して早すぎる死ではなかったかもしれません。

また一人、昭和の豪傑が消えて行きました。

もうあんな「キレキレ」のレスラーは出てこないかも知れませんね。
淋しいもんです。