1976年に行われた異種格闘技戦です。
世界的に無名のレスラーアントニオ猪木と当時の現役世界チャンピオンの世界で一番有名人なモハメッドアリが戦った一戦。
日本では今だに話題にはなってますが、アメリカではどうなんだろうか?と長年思ってたのです。
アリの伝記とかその類はたくさん読みましたが、この一戦は黙殺か「東京で行われた茶番劇」の一言で片付けられてるのです。
本書はアメリカ人がアメリカで出版した本であります。
期待した反面、もう日本の優秀なメディアによってこの一戦の事は表から裏まで語られ尽くされた感がありましたが、中々どうしてこの本も読み応えありました。
アリが元々プロレスファンで格闘技戦はやりたかった事。
最初はアリが猪木に負けて、次はアンドレザジャイアント戦の案があった事。
これがきっかけでプロレス団体WWF (現在のWWE)が全米制覇できた事。
オープンフィンガーグローブはアリサイドの韓国人テコンドーマスターのジューンリー(ブルースリーの友人)が発明した事。
などなど、知らないエピソードがたくさんあります。
興味ある方はぜひ!
この一戦があったのはアメリカ時間に合わせて土曜の1時頃からだったのですが、当時小学生だった僕たちは担任の「今日は猪木の試合あるので、特別に早く下校しましょう」と帰してくれました、今だと大問題になるのかな、昔は何かと面白い時代でした。