なんの相談？！

僕が十八才の時、初めて会社でお世話になった方から数年ぶりの電話。

なにやら相談があるらしい。

遥か後輩の僕に、相談って？

「お金ならありませんが」

お金関係しか思い浮かばん！
しかし、なんと相談内容は「自宅が地上げにかかってしまいどうしよか？」
というシビアなもの。

んー、どう考えても相談する相手を間違ってるわー、てな感じでしたが、久しぶりに会いたいので家に来てもらいました。

聞けば、周りの家は全部売却合意でその先輩の家だけが残ってるらしい、このままだと三方高層ワンルームで囲まれるらしい。

立ち退き料も、真っ当価格みたいだしいい機会だと思いますが、どうするのかな？

しかしその先輩、家も親からのもんだし、ローンも払うでなく、今回の額も凄いのなんの。
（新築を三件買える値段なんだから！）

お金持ちにお金は集まるのですね、不思議と。

ビンボーでも楽しく生活しましょう！

と、今寄った紀伊国屋書店、映画秘宝という雑誌がブルースリー特集でしてビンボーな僕は立ち読みよろしくだ。

一通り読んで移動しようとしたら隣に同様に必死の形相で読んでる男性が…

よく見ると僕の嫁の親戚でした。

立ち読みしてる冴えない男性に見えますが、実はとある世界で有名なゲームの開発者であります。

アピール下手で陽を見てませんがナイスガイなんです。

お金よりも生き方ですよね。

と思う事にしましょう！

でも、あの家、一億。。

人生、不平等なり。