ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

葉に雨の零れぬ隙に葛の花

2019-09-08 | 野の花俳句
     


     葉に雨の粒のままなり葛の花


     


     巻きつきて手すりを飾る葛の花

     巻きつきて手すりを友に葛の花


     


     花葛の朽ちても芯は天を向く


     


     ゆかしくも芯の強さや葛の花


     


     葉の陰にちょいと覗くや葛の花


     花葛や老いてもちょいと色香あり


     


     にょっきりとこのゆびとまれ葛の花



     


     花葛は祖母のふところ和服の香