アストルティアのほほん滞在記

まったり、のほほんとDQ10を楽しむ・・・ネタバレには配慮しておりませんので、ご注意ください m(_ _)m

骨折り損

2013-03-12 21:24:22 | リアル
またまた、おひさしぶり。

実は、足を骨折して3週間も入院してました。

入院も手術も生まれて初めてのことで、ま~本人が一番びっくり。

以前に1度だけ腕を折ったことがありますが、そんなに大それたものでは

ありませんでした。しかし、今回はかなりやっちまった感がMAX。

何が起こったかというと、出勤時に転んだ・・・ただそれだけなんですけど。

その日・・・2月18日の早朝はかなり冷え込んでまして、路面が完全に凍結。

車に向かって歩いたその時、まるでセガールにブン投げられた悪役の如く

ズルーッと側転し、ドスンと。で、ボキッと。いい音がしました。




判りにくいかも知れませんが、体勢を立て直そうとしながら転んだので

先に地面に着いた右足のスネに、左足でヒザを落とす形になったのです。

最初は何が起きたのか判らず。痛みは無かったのですが、右足の感覚も無い。

立ち上がって歩こうとすると、右足のヒザから下がストローの袋のように伸縮・・・

えぇっ!?と思って右足を上げてみると、スネの途中からプラ~ンと直角に・・・

さながら、天下一武道会で天津飯に負けた時のヤムチャのような状態でした。



そうこうしているうちに猛烈な痛みが襲って来て、一歩も動けなくなる。

無理に動いたので、折れた骨が肉に刺さっちゃったんですね。

玄関まで行って親を呼ぼうとするも動けず、叫んでみるも全く声は届かず。

仕方がないので携帯を取り出して119番。まずは自分で救急車を呼ぶ。

そして、家の中にいる親にも携帯で知らせる。なんつうアホな光景だw

さらに悪いことに吹雪いて来たので、なんとか立ち上がろうとするも、無事な

はずの左足にも、全く力が入らない。痛いだけじゃなく、力が入らない。



吹雪で冷え込む外で這いつくばり、ガタガタ震えながら待つこと約10分。

救急車が着いて、隊員さんたちが降りてくる。と同時にサイレンが止まったのを

聞きつけて、周囲の住民がゾロゾロと・・・さっきまで誰も来なかったのにw

ストレッチャーに乗せられて、救急車へと積まれる。人生初の救急車。

意外にもサスが固くて、走行中の振動がダイレクトに響く。揺れる度に足が

痛んで、「うぐっ」だの「あ~」だのと声が漏れてしまう。情けないったらw

病院に到着し、救急外来へと搬送。今思い返すと、様々な負傷者がいて

あちこちから苦悶の声が挙がっていた気がしますが、それどころではなくw

簡易ベッドに移されると、いくつかの質問をされ(内容は全く覚えていない)

レントゲン撮影。痛いのに、様々なポーズを要求される。大サービス。



アイヤ~


アタタタタタ・・・(この写真は、後で貰いました)

診断結果は、脛骨&腓骨の骨折。うん、見れば判るw



そして同伴した親が手続きに行っている間、数人のスタッフがやって来て、

私を押さえつける。あっ!この展開はまさか!!!

!!!!!!

ッッッ!!!

―――――――!!!


足元に立った人が、やおら私の折れた足を引っ張ったり、ねじったり。

声にならない悲鳴を挙げながら耐えましたが・・・てか、押さえられてたし。

これはおそらく、整復作業。折れてズレた骨の位置を戻したのです。

以前に腕を折った時にも同じことをされたので予想がつきましたが、

事前の説明も合図も何もなく、いきなりやるんだもんなぁ(泣)

脂汗をかいてグッタリしている私に、「痛くしてすいませんでした」って・・・

何も言う気力が無いw 麻酔をかけてからじゃダメなのかとか、どうせ

手術するんだからその時に一緒にやればいいのにとか、疑問はたくさん

ありましたが、私は専門家じゃありませんので、その辺は全然判りませんw



4時間ほどそのまま待たされて、ようやく手術。後で知ったところ、待ち時間が

4時間程度で済んだのは幸運だったそうで。混み合っていると、生命に危険が

及ばないような状態の場合、手術までに数日も待たされる場合があるとか。

もちろん、その間は殆ど処置なし。考えただけで寒気がするわ~・・・



で、手術室へと搬送。手術室なんて入るの初めてだ~。思ったより無機質だなぁ。

・・・などと、安静にしていたらちょっと痛みが引いて、若干の余裕が出てきたが

ここでまたいきなり足を触られて悶絶。整復しても、明らかに曲がってるもの・・・

横向きにさせられると、脊髄に麻酔注射を打たれる。下半身のみの半身麻酔。

ものの数秒で、今までの痛みが嘘だったかのように引いていく。麻酔すげえ!



そして簡易ベッドから手術台へと移るのですが、今まではスタッフの方が

数人がかりで、自分で全く動こうとしない(というか動けないんだけどw)私の

身体を「動かしますよ~」と言いながら移動させてくれていたのですが、

ここに来て「手術台に移動しましょうか~」と変化。しましょうかだと・・・?

私の意思を尊重してくれるだと?さっき無理矢理、足を引っ張ったのに!w

「あ、はい」


自分で移った。と言っても、並んだベッドと手術台の間を転がっただけだけど。

もう一度言う。麻酔すげえ。

麻酔が完全に効いて下半身の感覚が無くなるまで、手術の説明を受けながら

しばし待つ。10分くらい?しかし実は、この時かなりビビりまくっていました。

なぜかと言うと、私は麻酔が効き辛い体質なのです。まぁ、麻酔なんて歯医者での

治療くらいでしか打たれたことありませんが、その歯科治療で麻酔が効かなくて

いつも、通常の3倍くらい打たれるのです。まぁね、歯を掘るくらいなら効かなくても

我慢・・・できませんけど、足の手術で麻酔が効かないとかシャレにならないでしょ~!

まぁ結果として、そんな心配は無用に終わったんですが。なんせ初めてなもんで・・・



麻酔が効いたのを確認すると、いよいよ術式(とか言ってみる)開始。

腰の辺りに小さなカーテンを立てられたので、遮られて患部は見えないのですが

実はリアルタイムで映るモノクロのレントゲンモニターが顔の近くにあるので、

手術そのまんまの光景では無いですが、何をされているのかは判るのです。



細かいことは判りませんが、患部には直接的なことはせず、足首とヒザを切開して

関節の隙間から折れた骨の中空部分に金属の棒を挿し込まれる。金槌でカンカンと

打ち込む模様が、生々しかった・・・ズレた骨を補正して、ドリルで穴を開け、ボルトで

留める。なんだか医療手術と言うよりも、何かを製造されているような感じでしたw



手術中は和やかで、冗談や笑いが飛び交うのが意外な光景でした。

もちろん、私には話を振ってきませんがw 動いちゃったら大変だもんね。

でも、メインの作業をしている先生が笑っているのも、それはそれで怖いけど・・・w

途中、「もうちょっと下」とか「いきすぎ」なんて声が聞こえて来て、不慣れな先生の

研修に使われているような感じがしないでもなかったですが、どうしようもなくw


こうして、6人がかりで3時間の手術は終了したのです。

思いがけず長い日記になってしまったので、今回はこの辺で。