タイ映画 & アジアな毎日  Thai Movie & Asia Entertainment Diary

主に最新・最速タイ映画情報の掲載とアジア全般のポップカルチャーを楽しむ日々をのんびりと語る日記です。原稿依頼歓迎!

天空の試写室内覧会 GAGA新試写室〔スカイシアター〕 〔ヘヴンシアター〕

2007-03-19 21:27:22 | Movie
 今日はお天気が良かったので、映画配給会社、GAGAさんの新しい試写室を見学して来ました。3月30日にオープンする、東京ミッドタウンの34階にあります。こんな最新のビルに試写室とは、なんだか、景気の良い話で、わたしもあやかりたいですね。今日は、社員の皆さんの気合をヒシヒシと感じました。

 内覧会、最初の回に参加したのですが、マスコミが多く駆けつけていました。フィルム上映用の〔スカイシアター〕(70席)で、“バベル”など、今年のGAGAさんのラインナップの予告編を拝見し、ビデオ上映用の〔ヘヴンシアター〕(39席)で、今年公開される、大自然の動物のドキュメンタリー作品の予告編を拝見。これは、個人的にも劇場公開されたら、観に行きたいと思いました。

 33階までエレベーターであがり、試写室は34階。テーブルも多数あり、ここから夜景を眺めたら、素敵でしょうね。座席も含めて、バンコクの劇場のVIPシアターを思い出しました。特に説明らしい説明も無かったのですが、特別試写会とか、もしかしたら今後するんじゃないでしょうか?だって、これだけの立地で、単なる試写室としてだけ稼動するとは思えないです。

 去年はタイ映画『トム・ヤム・クン!』を公開しましたが、今年のラインナップにタイ映画の予定は、今のところないそうで、残念。

 アジア映画のラインナップとして、ちょっと引っ掛かるのが、お蔵入りから脱したという、ボラット これが、最初の試写作品になるようです。

蛇足ですが、お土産は、“バベル”のジグソー・パズルでした。

第15回 EARTH VISION 地球環境映像祭 2007年3月9日~11日  

2007-02-09 00:05:39 | Movie
 今年の地球環境映像祭に、タイの映画が2本入っています。

 危険なオレンジ
(タイ/監督:ティーナー・アムリト・ギル/28分)

 イノセンス
(タイ/監督:アーリーヤー・チュムサーイー、ニサ・コンシリー/100分)

 この映画祭には行った事がないのですが、これをきっかけに参加したいです。入場料も、お財布に優しいし、映画祭で一番好きな質疑応答も、楽しめるようです。

EARTH VISION 地球環境映像祭公式サイト

にいがた国際映画祭まで、あと10日(気まぐれにカウントダウン)

2007-02-08 00:10:29 | Movie
第17回にいがた国際映画祭公式ホームページ

 公式ホームページに、上映スケジュールがUpされたのはいいのですが、なんか、こう、情報が簡潔かなあ、と思います。せっかく映画祭で、タイ映画をフォーカスしてくださるのだから、時々カウントダウンしながら、映画祭で上映するタイ映画とイベントの見所について、書いてみます。

今年度の目玉!!企画の紹介(公式H.P.から抜粋)

 ②日時:2月18日(日)15:05~16:30

  場所:新潟市民プラザ(NEXT21・6階)
  “タイ映画の魅力”についてト-クとQ&A

    ゲスト:コムグリット・ドゥリーウィモン(エス)監督
      (「親友」「フェーンチャン 僕の恋人」)
      アディソ-ン・ドゥリーシリカセーム(ピン)監督
      (「フェーンチャン 僕の恋人」「Lucky Losers」) 
      木香圭介氏(シネマ・ナビゲーター)

 去年のにいがたの映画祭では、『フェーンチャン ぼくの恋人』が上映されています。この映画は、6人の新人監督が共同監督し、2003年にタイでメガヒット。確実にタイの映画史に残る1本です。その6人のうち5人が、2006年までに単独監督作品を発表しています。いわゆるタイ映画のターニングポイントのひとつに立ち会った、6人のうち2人もがゲストで登板するのです。

 特に『親友』のS監督は、その後安定したヒット作を連発中。『フェーンチャン...』で勢いのついたタイ映画界の“現在”(いま)を語るのに相応しい2人です。

 ちなみに『フェーンチャン...』の6人の監督達は、タイの映画ファンの中では、俳優並みの人気を誇っているので、私は勝手に、“タイ映画界のSMAP”と呼んでいます。S監督は、キムタクに例えてもいいかなあ、と。

 司会の木香圭介さんは、パーフェクト タイ・ムービーガイドの共著者。日本にいる映画ライターの中でも、最もタイ映画を現地に通って観ているタイ映画通です。タイ語が読み書きできる私より、時々タイ映画情報を先に知っていることがあり、私も内心舌を巻いています。

 この冬もタイに映画を見に行っているので、最新のタイ映画情報を紹介しつつ、両監督から、いい話を引き出してくれる、と確信しています。

にいがた国際映画祭 チラシ ①

2007-01-24 01:19:40 | Movie
 取り急ぎ、チラシのスケジュール面の半分を掲載します。残り半分は、ネットの調子が良くなったら、掲載します。

 チケットは全国のローソンでも買えますね。

 早く映画祭公式サイトが、情報をアップしてくれると良いのですが。

ベトナム映画祭開催中/福岡市映像ホール シネラ 11月26日まで

2006-11-06 01:58:26 | Movie
 2004年にはタイ映画祭がありましたが、今年はベトナム映画祭です。

 ベトナム映画祭スケジュール(詳細はサイト下の方)

11月12日(日)14時~ 講演会 「ベトナム映画の魅力  ダン・ニャット・ミン監督 自作を語る」

タイ映画祭の時の講演会(関連記事 More! Thai Film 掲示板より)
 の時もかなり密度の濃いお話が聞けたので、講演会はお勧めです。タイの時は、抽選会があって、小物から航空券までが抽選で当るお楽しみがあったのですが、ベトナムの場合はどうなんでしょう?何かあるかもしれませんよ。

 とにかく充実のラインナップですね。老後の楽しみに取っておくつもりですが、やっぱりまだ若いうち(?)でも福岡には、映画を見に行った方がよいかもしれません。

ワンコインで、アジア映画を満喫 NHK アジア・フィルム・フェスティバル

2006-11-01 16:56:17 | Movie
ゲストとのティーチイン(上映後の質疑応答)と、NHK BS 衛星映画劇場 渡辺支配人の解説つきの贅沢

 今日は所用が終わった後、気持ちの良いお天気だったので、散歩して、代々木のNHKで今日から始まったNHK アジア・フィルム・フェスティバルまで足をのばして来ました。 今年第7回を迎える同映画祭は、これまで隔年開催だったのが、今後は毎年の開催になるそうです。

 NHKがアジア各国と共同制作した映画を発表するという映画祭です。タイ映画では、1995年の第一回に、チャード・ソンスィー監督が 「孔雀の家」(現題:ルアンマユラー)を共同制作しました。

 受付でチケット買う際に驚いたのが、えっ!たったの500円?って事。これまでも参加した記憶によると、確か1000円以上だったような。会場をNHKの施設にしたからでしょうか。歓迎すべき事です。貴重な資料のパンフレットは、英訳つきで300円。お手頃価格です。

 上映前に、NHK BS 衛星映画劇場 渡辺支配人が登場し、あの美声で、映画の見どころを分かり易く解説。映画が、“モンゴリアン・ピンポン"だったので、さりげなく背広のボッケから、とても真面目な顔で、白いピンポン玉を取り出すユーモアは、私のツボにハマり、クスクス笑いました。

上映後も、支配人らしく、映画はいかがでしたか?次の回は、監督とのティーチインがありますから、ぜひ、そのままお残りください、と優しく気配り。

 明日はベトナムの女優さんも登場するそうです。福岡の映画祭にもいらしてた彼女は、アジアンビューティーです。支配人のポケットからは、明日も何かと出てくるでしょうか?ワンコインで、なんとも贅沢なイベントです。

(Pic:映画祭チラシ)

東京国際映画祭途中報告

2006-10-26 02:21:23 | Movie
  映画だけ出なくて、イベントも見ているのですが、同時進行のレポートはきついです。でも、これはいい話と思うことは後日遡ってレポートします。

 アジアの風、もう1本のタイ映画『ヌーヒン』上映です。タイのルークトゥンをBGMに、ミュージカル仕立てのシーンつきの、ベタでタイ式なコメディーです。美女満載、踊りいっぱい、主人公のヌーヒンのキャラが際立っています。


10月26日(水) ヌーヒン
   上映時刻     22:00~00:00  
   映画館     TOHOシネマズ六本木 Screen1
   上映前に舞台挨拶  
10月27日(金) ヌーヒン
   上映時刻    13:50~16:05  
   映画館     TOHOシネマズ六本木 Screen2
   上映後 ティーチイン(TI)
(写真:Cinemasiaのサイトから、壁紙をダウンロード)

東京国際映画祭に出陣! (特に“アジアの風”)

2006-10-21 10:30:45 | Movie
 今日から東京国際映画祭に日参します。タイ映画も2本上映され、監督が舞台挨拶、Q & Aに登場します。
フィルムマーケットには、去年に引き続き、タイの映画人も多数参加するそうです。

バイト・オブ・ラブ(原題)Kao Niew Moo Bing
シワポーン・ポンスワン監督
東京国際映画祭サイト


ヌーヒンNoo-Hin The Movie
インターナショナル・プレミア
コムグリット・ドゥリーウィモン監督
映画祭サイト

 コムグリット・ドゥリーウィモン監督は、アジアフォーカス福岡映画祭で上映された「親友」(Dear Dakanda)の監督。今度は東京のQ & A に登場します。
福岡にいけなかった方、作品は違うけど、「親友」(Dear Dakanda)のDVDにサインをもらうチャンスです!

 シワポーン・ポンスワン監督は、昨年上映された「ミッド・ナイト・ラブ」のプロデューサー。女性監督で、今回がデビュー作です。香港で上映された際に、大好評だったそうです。

 私はやっぱりアジアの風中心で。英語ブログがオープンしました。

東京国際映画祭 アジアの風 BLOG

 じゃ、そろそろ行って来ます。

邦画「村の写真集」バンコクで公開 11月9日~

2006-10-20 04:04:14 | Movie
 バンコクでは、最近話題の日本映画が、日本公開からそんなに間をおかず、公開することが多くなってきました。ところが、商業的な映画だけでなく、日本ではミニシアター系でかかる映画も上映されます。そう、村の写真集が、そんな1本です。

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 バンコク国際映画祭から数ヵ月後に、タイの映画配給会社数社が、「村の写真集」のタイでの配給権をめぐって交渉中....というニュースをタイから聞いた時、嬉しさと驚きを感じました。

 でもバンコク国際映画祭での、観客の熱心な反応を見ていたので、すぐに納得。本当に、エンドクレジットの最後の最後まで、誰も席を立たなかったんですよ。

 映画のラストに何があるのか、それはネタバレになるといけないので、言わないでくださいね。バンコクでご覧になる方は、最後まで席をたたれない方が、いいと思います。

バンコクでの上映館 ハウスのH.P.


追記:公開日を11月9日に修正しました。(11月1日)
(Pic「村の写真集」映画チラシ)

アジアフォーカス福岡映画祭 ディレクター退任

2006-09-30 10:50:52 | Movie
 アジアフォーカス福岡映画祭のディレクター、佐藤忠男氏の退任の記事を、福岡滞在中の9月23日付けの朝日新聞朝刊で読みました。ちなみに全国版には載ってませんでした。かなりがっかりです。アジア映画ファンのひとりとしては、これはとても大きなニュースなのに、地方版だけの掲載だなんて。

 今年で16回目だった同映画祭。最初の年から関わってこられた同氏ですが、記事によると高齢のため、1年に数回海外へ映画の選考のために行くのはたいへんになってきたとのこと。今後のアジアフォーカスにエールを送りたい、という内容でした。

 佐藤忠男さんと言えば、いつの頃だろう、学生の頃に、NHK教育テレビでアジア映画劇場という枠があり、映画を放映する前に、映画のコメントをしていらしたのです。その頃はお名前を存じ上げず、アジア映画を分かり易い言葉で解説してくれる、“アジア映画のおじさん”という認識でした。やがて大学生になり、神田神保町の古本屋で偶然アジアフォーカス福岡映画祭のパンフレットを発見し、この映画祭にいつか行くんだ!と心に決めていた事を思い出します。そして最近、“アジアにはいい映画がたくさんある”という、少し黄ばんだ約10年前の新聞記事のインタビューを、部屋で見つけました。私がアジア映画を好きになるきっかけになった、大きな影響を受けた方のひとりでした。

 そして個人的には、2000年から参加できた映画祭。今まで見てきたどの映画祭よりも、佐藤忠男さんが司会をするQ & Aは、内容が充実していて、何よりアジアに対する優しさと理解を感じます。そもそもプログラムディレクターが、ご自身が責任を持って選考された作品を自ら紹介される、そのお姿をとてもかっこいいと思っていました。ディレクターは、お客さんの質問を聞く前に、監督や俳優さんに、映画のいい所を引き出すような、簡単な質問をされていたのを見たことがあります。そうすると、会場の雰囲気がいい感じにあったまってきて、その後の福岡の観客の質問も、映画を通して、その国を知りたいという熱意に溢れたものが多いです。私はどこの映画祭よりも、アジアフォーカスのQ & Aが一番好きです。

 タイ映画を多数見てきた私でさえ、ここで上映されたタイ映画数本を見て、また新たに違う視点でタイを見ることになり、慌てて何冊も本を探して読んだこともあります。

 飛行機に乗る直前に今年最後にアジアフォーカスで見た映画は、「胡同の理髪師」でした。中国の北京の胡同(フートン)の街で、馴染み客相手に80年もの間、現役の理髪師を続けている実在の人物を、描いたドキュメンタリータッチの映画でした。過剰な演出は何も無いのだけれど、ひとつの事に信念を持って生きていく主人公は、とてもかっこいい。ただ、移り行く街の風景に、寂しさを覚えたりして、泣き笑いしながら観ました。ああ、最後にアジアフォーカスらしい素敵な映画を見せていいただいたと思いながら、別の意味の涙も混ざっていた気がします。

 記事によれば、アジアフォーカス福岡映画祭は、続くそうなので、一安心です。ただ、ディレクターは退任されても、そのスピリットを引き継いでいただき、今までのような唯一無二の個性を持った映画祭でありますように、とアジアフォーカスファンのひとりとして、心から願っています。

日本・ベトナム映画人シンポジウム  東京レポート

2006-09-27 23:46:05 | Movie
 ベトナムづくしのいち日でした。2本のベトナム映画を拝見し、講演、パネルディスカッションを聴きました。

 レ・ホアン監督の基調講演によると、ベトナム映画は大きく分けると2種類、過去(主にベトナム戦争のこと、と私は理解しましたが)と、現代をテーマにした映画。私がこれまで見た数少ないベトナム映画も、全部戦争を扱っていた記憶があります。

 が、今日1本目に上映された同監督の「サイゴンからの旅人」は、今まで見たタイプのベトナム映画とは違いました。決して感傷を押し付けない、淡々としたロードムービー(サイゴン→ハノイ)で、引き込まれました。でも、セリフが少なくても、ベトナムの人々の生活を丁寧に描写し、日常に潜む悲しみが読み取れたのでした。

 ただなあ、ラストが美し過ぎる、とは個人的な感想。このラストについて、監督のコメントがありましたが、ネタバレは嫌なので、ここには書きません。

 監督は、すらっと背が高く、若々しい印象でした。「映画監督になったきっかけは?」という質問に、「人は好きになって結婚する場合と、結婚してから好きになる場合がありますね。(映画監督という職業に対して)私の場合は後者です。」と淡々とお答えになり、会場の笑いを誘っていました。

 ファム・ホアン・ナム撮影監督は、機材は充分ではない、とおっしゃっていましたが、この日上映された2本の映画の映像は、とても美しかったです。

 去年のタイ映画シンポジウムの際も、時間が足りないなあと思いましたが、今日もそう。ただし、ベトナム映画に対する興味がわく、きっかけになりました。 

シンポジウム関連記事

9月29日には、大阪で開催されます。

 日本側司会者、パネリストも変わるので、また違うお話が聞けると思います。 

カウントダウン!アジアフォーカスまであと2日!!

2006-09-13 01:11:12 | Movie
アジアフォーカス福岡映画祭まで、あと2日 

9月15日(金)~24日(日)

アジアフォーカス福岡映画祭2006公式サイト


 タイ映画『親友』からは、ゲストが6人登場!!!!!!

 映画をさらに楽しむ予習として、今いっしょうけんめい原作本を読んでいます。(写真と同じ表紙です。)といっても、絵葉書形式の本なので、イラストがかなり多いです。しかも、可愛いイラストなので、癒されています。

 mixi コミュニティ   プワンサニット~秘密の想い~