またまたAmazonで本を買って読みました。
【がんと心】岸本葉子×内富庸介
この前読んだ岸本さんが、精神科医の内富庸介氏と対談形式で、
がん患者の心のケア、グループ療法、家族との接し方、医師、看護師との接し方など、
どのように、セルフコントロールをしていくべきか?また日本のがん医療における
メンタルケアの実態などが詳しく書かれています。
感想からいうと非常に面白い本でした。
精神腫瘍学についても、この本は専門的な説明なしに簡単に解りやすく
知ることができます。
僕は入院中の治療は、原発巣をとにかく治すと治療を駆け抜けた後、
退院をしてから精神的危機に見舞われたので、それが岸本さんの体験と重なって
共感できる部分が非常に多かったです。
微妙に揺れ動く「がん患者心」を、体験した岸本さんならではの視点で書かれている
本なので、共感できる部分が多かったのかもしれません。
医学実用書ではなく、対談式のエッセイ本になっているので、非常に読みやすく
今回もあっという間に読み終えてしまいました。
前向きでもあり、現実的でもある本です。
興味のある方は一読あれ。