上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

来年へレリゴーな話

2014年12月31日 | 後遺症


「昨晩は、コレ着てダサいと、言われたよ」でおなじみボクです。


今年もアッという間に終わっていきますね。
年始はまだ自宅療養をしていて、ロクに食事もできず、
社会復帰なんぞ出来るのか?と絶望しておりましたが、
人間の回復力というのは凄いもので、気がつけば7月から
職場復帰をすることが出来ました。

今年を振替ってみると、色々ありましたが、私の心の中のベスト5は、
こんな感じでありました。


<第5位>
 唾液が少しだけ回復&味覚がかなり戻って、食事が出来るようになった。
 おかげで、外食が徐々に出来るようになりました。
 来年はラーメンを食べれるようになりたいものである。だからまだ死ねない。 


<第4位>
 DJも復帰することができた。 
 入院中も休職中も、僕を支えてくれた物は、なんだかんだ言っても、
 音楽だった気がする。右耳の調子は相変わらず悪いんだけども、
 落ち込んだ時も、元気な時も、自分の周りには音楽が流れていたと思う。
 そして、また現場復帰を暖かく迎え入れてくれた仲間たちにもただただ感謝の
 気持ちでいっぱいである。だからまだ死ねない。


<第3位>
 社会復帰をすることができた。
 1年休職したので、管理職から外され、手取りも10万減ったけど、
 営業職として、また仕事が出来ることは社会からの疎外感から脱出が出来て、
 生きてる意味や、自分の存在意義を改めて認識できた気がする。  
 5年後には、また課長までは復帰してやる。だからまだ死ねない。


<第2位>
 酒が飲めるようになった。
 6月位までは、抗がん剤もやってたし、炭酸がきつくてビールが飲めなかったが、
 気が付けば、ビールとホッピーと焼酎水割りくらいは飲めるようになった。
 来年は日本酒とワインをもっと飲めるようになりたい。だからまだ死ねない。 


<第1位>
 再婚することが出来ました。
 やはり、これに尽きますな。嫁は私にとって「神」のような存在です。
 嫁を幸せにしないとバチが当たる。だからまだ死ねない。



だから私は、まだ死ねないのである。



というワケで、来年も一生懸命生きるので皆様よろしくです。


人をダメにするソファーの話

2014年12月23日 | その他・色々



「最近は、冬眠をする、熊のよう」でおなじみの僕です。


皆さんは、無印良品の人をダメにするソファって知ってますか?
↑の写真の細かいビーズが入ったソファというかクッションみたいな物なんだけど、
コレ、本当にヤバいんですよね。

昔使ってたことがあったのですが、【コレ+こたつ】の組み合わせがもう最強でして、
ゲーム(RPG)なんかやってると、そのまま寝落ちしたりして、下手すると
半日その場から動けない日とかよくありました。

今のマンションに引っ越してからはコタツもやめて、このソファーも捨ててしまったのですが、
最近、買い替えたソファーも座り心地が良くて、寝落ち率が格段に上がってしましました。




■NOYES
http://www.ny-k.co.jp/index2.html

ここのソファなんですけど、クッションの素材、椅子の高さ、表面生地などを、細かく
セミオーダーして作れるソファー屋さんなんですが、値段も手ごろで凄いんですよホント!!

ここのソファーに替えてからというもの、、、


 帰 宅

  ↓

 ご飯食べる
  
  ↓

 TVを観てると、、、、
  
  ↓

 かなりの確率で寝落ち

  ↓

そして挙句に、嫁に叩き起こされる(白目)


ホントにこんな毎日の無限ループになっているので、
この前、嫁さんに「このソファーも人をダメにするソファーだよね~(笑)」って言ったら、、、









「ソファーがダメなんじゃなくて、貴方がダメなんでしょ。」




と、一蹴されてしまいました(ゲシュタルト崩壊)




どうやら、ダメだったのは僕のほうだったようです。
来年こそは、ダメ人間から脱出したいものです。。。




                                      戦いはつづく

部屋とYシャツと年収と残業と私

2014年12月11日 | その他・色々


突然ですが、ジャンクマンって知ってますか?
昔やってた、キン肉マンって漫画のキャラなんですが、
何でもかんでも、「ジャンククラッシュ!」って必殺技で壊すという、
強烈なキャラクターで僕は大好きでした。(あと便器マンも)
最近の僕は、ジャンククラッシュを食らっているロビンマスクのような感じで、
まさに↑のような状態。

今年も気が付けば、もう12月半ば(白目)
ちょっと前まで「嗚呼、夏が終わっていく。。。」なんて思ってたのに
秋はあっという間にワープして、気が付けば年末の挨拶周りと忘年会ばかり。
クリスマスが終われば、今度は年に1度しか稼動しないプリンターで、
ガキの使いのケツ叩きを見ながら、年賀状をガシャンガシャンと印刷してるのだろう。

最近は1日があっという間に終わり、帰宅して飯食って、
ワールドビジネスサテライトを見てるとソファーで寝落ちして、
嫁に叩き起こされて、風呂に入って就寝。気が付けば翌朝になっている。
ホントこの繰り返し。

40代になってから、本当に1日が経つのが早いなと実感しています。
これって、どんなホラー映画より超ホラーですよね。


そんな、ホラー映画の主人公のような僕ですが、最近思うのが「残業」と「収入」である。

癌になる前までは、管理職課長のポストにいた僕は、管理職手当と責職手当なるものが、
基本給と営業手当以外についていたので、いくら残業しようが、土日出勤しようが、
ある意味、月の給料はほぼ「固定給」であった。

しかし、復帰した私のポストには、元部下であったNさんが管理職をしていて、
私は元々管理をしていた課の1課員となったワケである。
(=いわゆる繰り下げ降格という事である)

管理職でないのだから、当然の如く管理職手当と責職手当は貰えなくなった。
そのかわりに、残業はこなした時間だけ、時給換算の残業手当として貰えるように
なったワケである。

当然のことながら、残業をしないと給料は大幅ダウンである。
しかし、やみくもに残業をしてしまえば、身体はどんどん疲弊をして、
帰宅時間はどんどん遅くなり、帰宅後のプライベートは圧縮されるばかり。

しかし残業をしないと、手取りは10万近く下がってしまっている為、
生活が苦しくなってきてしまう。

まさに「収入」と「生活」にジャンククラッシュをされているロビンマスク状態
なのである。


「収入」を優先して、バカバカ牛馬のように残業をすれば、多少は収入は増えるが、
当然のことながら、身体へのダメージは大きい。

「生活」を優先すれば、極力会社では存在感を殺して仕事を自ら抑えてしまえば、
残業は減るが、会社からの僕の評価はどんどん失墜していき、年収は確実に落ちていくだろう。


収入を優先して身体にダメージを与え、また癌が再発したら、生きている意味が無い。
しかし、収入が無ければ、生活もしていけないし、医療費も賄うことが出来なくなってくる。


このバランスを取る事が非常に難しい。まるで会社という大波でサーフィンしてるようだ。
日々増えていく残業時間を見ながら、これからのライフプランを再構築をしなければならない。

幸いにも、10月に再婚をすることが出来た。
近い将来、子供も1人は作りたいとも思っている。
それは即ち、数年後には嫁と子供を自分で養っていかねばならない事なのだ。


僕らが60歳になる頃には、年金制度なんか崩壊していて、
定年なんていう言葉も崩壊しているのかもしれない。

もし80歳まで働くことになれば、僕のサラリーマン人生は、
あと、38年間残っている。


38年もあれば、もう一度課長くらいまでには戻れるかもしれないな。


この考えだけが、今の僕の心の支えとなっている。
自分の身体と精神とうまく相談をしながら、ジワジワと復帰の道筋を模索していく。


「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。
 踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ」byアントニオ猪木



焦らず行こう。
人生は生きてる限り続いていくのだから。