台風の影響で、予定変更となり、勿怪の幸いと映画を観に。パチパチ!
善友おススメの『愛しのアイリーン』。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ec/2f870646cccaace0bf039ec22565ed39.jpg)
安田顕、木野花、アイリーン役のナッツ・シトイ、伊勢谷友介、俳優陣が素晴らしい。まさに怪演でしたっ!
伏線の回収も非常にうまくいってます。
以下、ネタバレ有(反転させて読んでください)
田舎の山村が舞台で、閉塞感満載。さらに、出てくる人出てくる人、みんな、自分のことしか考えていない下衆ばかり。
やがて、善良だった主人公・岩男もどんどんおかしくなっていき、、、、
昔、原作をスピリッツで多少は読んでいたはずなんだけど、思い出せず、映画の世界にどっぷりハマれました。
なんかですね、もう凄いですよ。雪深い田舎、恐いっ!って(小並感)。
岩男とアイリーンが、お互いに惹かれ合って、相手に優しい気持ちを持つようになれたのに、最初にお金が介在してしまっていたがゆえに、思わず、その愛がどんどん歪んでいってしまうのです。岩男は40過ぎても、女性への愛の表現が分からない。アイリーンはただただ優しくされたかっただけなのに。
最後に挿入された、ツルが岩男を出産するシーンでは、ちょっと涙が出ました。木野花演じる、母親のツルが、健気なアイリーンの中に、かつての自分を見るんですよね、、、。
この後、アイリーンはどうなるのか。フィリピンに帰ってシングルマザーとして子どもを育てるのか、それとも、、、、。
あとですね、個人的に、「ああ、この寺、曹洞宗だな」と思いました(^^;)
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