PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



『トイ・ストーリー4』観てきました。パチパチ!
『トイ・ストーリー』を観たのはどこの映画館だったかも忘れましたが、あの頃、ギリギリ独身でした。それからすぐに結婚し、子どもにも恵まれ、PIXARと長い長いお付き合いが始まったのです。バグズ・ライフ、モンスターズ・インク、ファインディング・ニモ、、、、PIXARの映画が封切りされるたびに子どもの手を繋いで、電車に乗って柏まで、ちょっと遠出して、イクスピアリ、、、親子で観に行きました。Mr.インクレディブルだけは、私だけ行ってないのですが、何か用があったんだろうなー。


『トイ・ストーリー3』の時、上の子は中学生になっていました。でも、一緒に観に行ってくれました。
そこで、自分の子育てヒストリーと、映画の内容が見事に被り、「もう今後、これを超えるPIXARは無いんじゃないか」とまで思ってしまいました。次の『カーズ2』も親子で揃って観に行ったけど、やはり感情移入できず、子どもも大きくなり、今は、みんなバラバラに観に行ってます。



以下ネタバレありです。反転させて読んでください。


今回の『トイ・ストーリー4』は、「おもちゃってなんだ?」「おもちゃの普通の幸せとは?」「ゴミとおもちゃの違いは?」などの哲学的命題をポンポン投げ入れてきます。そんな意味で、大人も十分楽しめるのですが、古くからのファンとしては、ハムやレックス、ポテトヘッド夫妻などが、まったく活躍せずそこらへんの期待は裏切られました。ぐっすん。

おもちゃの幸せとは、「子どもの側にいて、子どもに遊んでもらうこと」というのが、これまでのストーリーでした。ウッディや仲間たちは、何があっても持ち主の元に帰る。持ち主のお気に入りになることが何よりもの望み。しかし、それは果たして正しいのか?と観ている自分も混乱してきます。子ども部屋の外にはこんなに広い世界があるのに。
今作は、ウッディの「人間性」をどのように決着させるかが描かれています。ピノキオじゃないけど、ウッディは、もう我々の中では、人間になっちゃっているんですよね。「ウッディ、君の人生は、君が選べるんだよ」と言いたくなります。自分のこれまでの人生を振り返り、他のおもちゃの幸せのために「声」をあげてしまうところなんかは、人魚姫?いや、オスカー・ワイルドの『幸せな王子』の自己犠牲にも被り、、、ううっ。
最終的に、ウッディは自分の内なる声に忠実に生きようと決心をします。それは、持ち主の元を自ら離れることでした。いやあ、バズや仲間との別れのシーンが切なくて切なくて。




これで、さすがに完結だろうなあ。という感想です。もちろん、続けることはできるでしょうけど、私の中で、子どもと共に歩んだ『トイ・ストーリー』ストーリーは、これで決着しました。実際、大学生の娘と一緒に観に行きましたが、私が連れて行ったのではなく、明らかにスポンサーとして連れていかれました(^^;)

あばよ、相棒!

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