その人なりの努力が必要です

まもなく七夕です。パチパチ！
円東寺では毎年、この時期に、本堂前に笹を飾り、お詣りにみえた方々に、願い事を短冊に書いてもらっております。


仏教の中でも「願い事をしてはいけない」とし、御守りや種々祈願の御札を出さない宗派もあります。また、お願い事の種類を制限している宗派もあるようです。ちなみに、円東寺は真言宗ですので「お金持ちになりたい！」とか「神聖モテモテ王国を創りたい！」とか、お願い事、なんでもOKです。ただし、それらがが実際に叶うかどうかは、別の話で、そこに至るには最低限3つのハードルを超えないといけません。

・自分で努力する事（以我功徳力）
・周囲の人の協力を得られること（乃以法界力）
・仏さまの力（如来加持力）

この3つがMIXされないと願い事はかなわない、とされています。


周囲の人が納得し、応援したくなるようなことで、なおかつ、自分が努力をし、さらに神仏に至心に請えば、願いは叶います。
しかし、手前勝手な願いの場合、周囲の賛同も得られないし、如来も救い上げてくれないよ、ということです。
信じる者は救われるというのが、西洋の一神教ですが、信じるだけでは救われないのが仏教なのです。
信じて、それを規範とし、周囲の協力を得ながら行動しましょう。