絶対に正しい人は間違っている

小保方さんの会見があったようですね。パチパチ！
ここ、数か月で何がびっくりしたって、ホンの少し前に「リケジョ」だとか「ヴィヴィアンウエストウッド」とか言っていた方々があっさりと手のひらを返したということです。


大阪市長選挙しかり、袴田事件しかり、
「自分は絶対に間違っていない」
という力が、悲劇を生んだのだ、という事をつくづく考えるべきだと思います。

「袴田さんはやっぱり無実だった」
「小保方さんはねつ造をした」

と、あおる力と、その反対の力は全く同じものだと私たちは知らねばならないと思います。
警察や不正を許せない、と思う力が強ければ強いほど、新たな間違いを生み出すのではないでしょうか。


「これは正しい」
という思いと
「これは間違っている」
という思いは、本来同じ物なのに、私たちはどうしても自分の思いは合っていて、他人は間違っていると思いたくなります。



「あの店はおいしい」
という意見と
「あの店はまずい」
という意見は同じ物なのに

「あの店がまずいというアイツは感性が鈍い」
と思ってしまいがちです。


東日本大震災の時に「あの店にはまだミネラルウォーターがあるよ」とつぶやいた人のことも、
1月の小保方さんの会見の時に「リケジョ、リケジョ」と持ち上げていた人の事も、
「この店はおススメ、あの店は残念」と言っていた人の事も、
みんなみんな、しっかりと覚えています。


間違いや失敗は誰にでもあります。
間違いや失敗がその人を決めるのではなく、その後の事がその人を決めるのです。




さて。




写真～
流山市市野谷の天神社前もいよいよ開発が進むことになります。つい1週間前までカワセミがいた場所なんですがねー。