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2011年03月07日 | 太鼓教室のこと
昨日いつも行っている加茂町の文化センターで「加茂の陣」なるコンサートがあった。
前にも書いたが「加茂の陣」は津山鶴丸太鼓さんが主体となって毎年この時期に開かれている。
これに私が指導している作州矢筈太鼓が出演させて戴く事になったのだ。
今まではメンバーものんびりと練習をやって来たのだが、この2ヶ月は今までに無い集中力で頑張っていた。
あまりの集中、緊張で皆顔が引きつっていた。
リハーサルの時にはそれもピークに達し、普段なら有り得ないミスも続発。
4曲あるのだが、構成的には前の2曲がストイックな感じで後の2曲はお客さんにも楽しんで貰う曲にしていた。
だがメンバーは4曲ともストイック、笑顔などとても出て来ない。
お客さんはどうすれば良いのか。

そして迎えた本番、トップバッターだった。
私は祈る気持ちで客席最後部の高い処にいた。
内容は小さいミスは幾つかあったし、笑顔こそ出なかったけれど、それでも今までに無い良い演奏だった。
女性3人は年数は重ねているが、こんなに緊張感のあるステージは初めてだし、男性2人は入ってまだ間が無い。
本当に無謀だと言えば無謀だった。
しかしきつい中にも上昇の兆しがあった。
演奏が終わった時にはメンバーの目には涙が溢れていた。
良い経験をした。

矢筈の後は津軽三味線の二若社中さんののの三味線、太鼓、民謡があり、最後は津山鶴丸太鼓さんのステージ。
小さい子から年配の方まで必死に太鼓に向かう。
体を張った動きは観ていて気持ちが良い。
新しい技も幾つか出た。
進化してるなぁと言う感じだった。

私も今日は夕方教えが入っているが、それまでのんびりしたい。

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