旬のはなし

日々のあれやこれや

曹源寺美術展

2021年03月26日 | 音(おと)のこと
今年も曹源寺で開かれてる美術展「遊戯三昧特別内覧会」に行って来た。春めいた天気の中ゆっくり作品を拝見し抹茶 お菓子等もよばれた。本当は明日27日から4月11日までの会期なのだが企画されている近重博義さんから今日は作家さんとの語らいもあるので来ませんか?とのお誘いがあり出かけた。この美術展には以前から親しくさせていただいてる三人の作家さんがおられる。造形作家の梶浦徳雄さん、備前焼作家の森和彦さん、流木アートの岡部玄さん、あと備前焼作家の金重有邦さんもかって仕事の手伝いをさせていただいた事がある。今日はそれぞれ作家さんが自分の作品の前で作っている時の想いを語ってくれた。それが凄く良かった。勿論完成した作品は観て楽しめるのだが、抽象的な感覚を一人具現化して行く姿勢に感銘を受けた。それは他人と比較するでなく唯一自分と向き合って作り上げて行く作業だ。皆さんアートに関して本当に謙虚な方達ばかりだなぁと思った。明日から始まる内覧会お時間のある方は是非足を運んでみて下さい。


宵のサロン

2021年03月24日 | 音(おと)のこと
来週火曜日3月30日18時30分より須賀みほさんの日本美術の講演「宵のサロン」が岡山大学の創立50周年記念ホールで開かれる。
須賀みほさんは日本の絵、像、絵巻物などについて独自の視点からわかり易く説明してくれる。私が過去目に触れていた作品でも 改めてあっそうなんだと感じ入ってしまう。リピターの方も多くかなり人気のある講演だ
私は過去2回ゲストで呼んでいただいている。何をするのかと言えば初回には十二神将、千十観音像から放たれるエネルギーを音に変えたり、また歌麿の作品や絵巻物にも取り組まさせていただいた。2回目は鳥獣戯画の兎、蛙、猿の動きを音で表現するというものだった。なかなか心の奥に入って行く作業なので難しくもあるのだけど表現者として声をかけていただいた事が有難く嬉しい。
今度の30日のテーマは「仙人」である。私も個人的に調べていた題材なので興味深い。今回はサックスの赤田晃一さんにも協力していただく事になった。どんな演奏になるかこれも楽しみだ。
もしこの講演に興味を持たれ参加したいと思われた方は早めに私に連絡して下さい。この時期なので収容人数もかなり抑えておられますがもう少しなら大丈夫です。
写真は初回2回目のものです。


農大卒業式

2021年03月12日 | 音(おと)のこと
今日は農大の卒業式だった。2年間私の授業に付き合ってくれた学生達も卒業する。彼等は私が20年間指導する中で初めて大学の最も大きなイベント収穫祭を経験する事が出来なかった。一年の時は大型台風で中止に、2年の時はコロナでやはり中止になった。私も大変残念な気持だった。しかし彼等は頑張って過去の先輩によって受け継がれて来た伝統を後輩達に繋げてくれた。私は彼等に感謝の気持を伝えた。良き未来が彼等に訪れますように。